明治安田生命に業務停止2週間 生保で過去最長の処分

http://www.asahi.com/business/update/0225/137.html

金融庁によると、昨年秋に「保険金が支払われない」といった苦情が相次いだため、明治安田に調査を指示したところ問題が発覚。保険金の支払いを査定する部門が、本来悪質な申告義務違反だけに適用するべき「詐欺無効」の範囲を不当に拡大していた。募集に関しても、営業職員が健康情報を会社側に伝えないよう教唆するなど、違法行為が多数あった。

どう見ても、組織ぐるみで違法行為を繰り返していたわけで、2週間程度の業務停止でも軽すぎるでしょう。
こういう悪質生命保険会社は、しっかり覚えておいて、関わらないようにするのが身のためです。

http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/release/20050218/

こんなことを言っていますが、口先では何とでも言えますからね。

http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/about/vision/

「行動規範」のところに、「高い倫理観と協働の精神」とありますが、こんなことを口にしながら、報道にあるようなことをやってしまっています。

明治安田の不適切募集、背景に「ノルマ優先」
http://www.asahi.com/money/topics/TKY200502190112.html

大手生保は大量の営業職員を動員し、新規契約を獲得することで業績を伸ばしてきた。営業職員は基本給が比較的低く、獲得した契約数に連動し給料が上がるのが一般的。契約ノルマを課せられている事例も多く、せっかく見つけた顧客が告知義務によって契約できないことを避けるため、不適切な勧誘が相次いだとみられる。研修の強化などに各社とも取り組むが、営業至上主義を見直さない限り、不適切な勧誘を完全になくすのは難しい。

顧客の側にも、ガムや飴などを配りながら「おいしい」話で契約させようとする保険外交員の口車に乗らないという姿勢が必要ということでしょう。