ひどいヤメ検

奥村弁護士のブログで、ひどいヤメ検の実例が。

http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20041017#p3

こういった事件で、執行猶予中の再犯では、大阪地検の次席に言っても検事長に言っても、執行猶予はつきませんね。
検察庁は、完全な年功序列の世界ですから、能力的に疑問符がつくような人でも、その疑問符がそれほど大きくなくて、人間的にとんでもない人でもなくて、ある程度早めに任官して、最後まで粘っていれば、田舎の検事正一か所くらいは務められます。
ただ、そういう人は、もともと能力が知れており、退官前の数年間は、決裁官として、自分では事件処理等を行わず、他人がやったことに、つべこべと文句を言いながらハンコを押すのが仕事、という状態になるので、もともと低い能力が、みるみるうちに劣化することも少なくありません。また、最近は、交通事件について裁判所の姿勢が厳しくなっているので、昔なら執行猶予が付いたようなケースでも実刑、という場合はあって、そういった変化をフォローしていない(できていない)年寄りのヤメ検というのは、おかしなプライドや先入観などを持っているだけに、かえって間違った意見を平気で言う可能性もあります。
おそらく、奥村弁護士のブログでの実例は、そういった類のヤメ検だったのだろうと思います。被告人が本当に気の毒です。
こういう悲惨な結果にならないように、元検事正とか、そういった名前に惑わされず、私のブログでも読んで(無料です)、賢明な選択をしていただきたいと思います。