実務家になったらホームページもブログもやめるべきか?

司法修習を終了したばかりの人のブログで。

http://plaza.rakuten.co.jp/droppy/diary/200410040000/

57期修習生のホームページを見ますと、多くのページが2回試験の合格発表や検事任官をもって、閉鎖なり停止なりという形を採っています。
最果ての地で修習された方のページも最近は見ることができなってしまい、また、検事に任官された3人の方のページも更新停止という形になりました。寂しい余りです。
この業界、守秘義務という重い義務があり、また、検事や裁判官については、公務員の中でも、司法関係と言うことで、表現の自由については特に重い制約が課されています。
また、検事については組織体としての要請も大きく、一検察官が自由にホームページ上で意見を言うというのもなかなか難しいようです。

とのこと。
まず、結論から言いますと、実務家になったり、任官(任検)したからといって、ホームページやブログをやめるべきではないと思います。
確かに、守秘義務があるのは当然ですし、自分が担当している事件(現在だけでなく過去の事件も含む)等について、あまりにも生々しい話を、ホームページやブログですることは、法曹倫理上も好ましくない場合がありますから、十分な注意は必要です。
しかし、法曹として、インターネットを利用して様々な情報を発信することは、自分のためになるだけなく、社会の役に立つ場合もあります。
実務家になったから、裁判官、検察官になったから、といった理由で、やめてしまわずに、可能な範囲内で継続してほしいものだと思います。