ジュリアーノ・ジェンマさん交通事故死

http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp1-20131002-1198338.html

スズキのスクーター「ジェンマ10」は同氏にちなみ名付けられ、テレビCMにも出演した。>>
1日、自宅のあるローマ近郊のチェルベテリで自家用車を運転中に対向車と正面衝突し、病院に運ばれたが、間もなく死亡した。

最近は見ることがありませんでしたが、私の記憶では、昭和50年代頃に、上記のスクーターとか紳士服などのCMによく出ていた、という印象があります。明るい、ハンサムで洒落たイタリア人、という感じで、中高年層では、今でも、ああ、あの人と覚えている人が多いでしょう。交通事故死ということで、最期がお気の毒でした。御冥福をお祈りします。

2013年10月05日のツイート

公安内部資料、ネット流出の立件断念…警視庁

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131003-OYT1T01575.htm?from=ylist

10年10月26〜29日、公安部の内部資料114点が複数のサイトに掲示され、同じ資料がファイル共有ソフトウィニー」にも流出。同庁は同12月、国際テロ捜査を担当する外事3課が保管する内部資料の可能性が高いと認め、個人情報が流出したイスラム教徒らに謝罪した。
同庁は警察内部の犯行の可能性が高いとみて同課や警察庁在籍者ら約400人から事情聴取。海外十数か国にも捜査員を派遣し、発信元の特定を進めてきた。

情けない話ですが、この事件や結末から教訓を読み取るとすれば、いくら機密保護を声高に叫んで漏えいに関する刑罰を重くしても、警視庁内部に深く浸透し検挙されないよう周到に犯行に及んだ、この事件の犯人のような人物にとっては、何ら抑止力にはならない、ということでしょう。そして、検挙されていない以上、警視庁公安部の持つ情報は、今現在も漏えいのリスクにさらされているということになります(犯人が検挙されていない以上、誰もそれを否定できないはずです)。
重要な機密が漏れてしまった後に、いくら厳罰を科すことができても、漏れてしまったものに取り返しがつくわけでもありません。厳罰、厳罰と、そこにばかり目を向けるのではなく、漏れてはいけない機密を持つ公的機関における防諜体制の強化、性善説に立つのではなく性悪説に立って、組織のトップやそれに近いポジションにある者であっても機密にアクセスする以上は防諜対策の対象にするといった徹底した体制の構築を徹底的に進めるべきです。
例えば、ある公的機関の幹部に機密漏えいの疑いが生じれば、使っている電話やインターネット、自宅内や使用車両、立ち回り先などを徹底的に監視下に置き必要に応じ通信傍受や盗聴も行う、ということは、現在の日本では到底できないことですが(やる主体も見当たりません)、そこまでできるような体制にならないと、機密漏えいを十分に防止することはできません。
それをしないまま、刑罰だけ重くしておけば米国から情報がもらえる、といった安易な進め方は、海外からの信頼を得ることを難しくし、今後も、新たな「警視庁公安部事件」のような事件を引き起こすことにつながりかねないでしょう。

ベトナムの英雄 ザップ将軍死去 仏米との戦争指揮

http://sankei.jp.msn.com/world/news/131004/asi13100423230001-n1.htm

ザップ将軍は建国の父、故ホー・チ・ミン主席の側近としてベトナム人民軍を創設。1954年5月、旧宗主国フランスとの戦いで最高司令官として北部の要塞ディエンビエンフー人海戦術で陥落させた。

南ベトナム政府軍と米軍を相手にしてのベトナム戦争でも国防相として指揮を執り、75年4月のサイゴン(現ホーチミン)陥落により勝利をもたらし、戦略家としての名声を不動にした。

天才的な戦略家、戦術家というものは、なかなかいないものですが、ボー・グエン・ザップ将軍は、正にそのような存在で、「赤いナポレオン」と称されたのも十分な理由があることでしょう。ベトナムという小国にありながら、フランス、アメリカ、中国といった強国を相手に、撃破したり互角に戦ったりと、軍事力の劣勢を巧みな戦略、戦術により補い勝利を導いてきていて、世界軍事史に残る傑出した人物と言っても過言ではないと思います。戦うことは極力避けるべきですが、どうしても戦うことになった場合は、ザップ将軍のような傑出した指揮官に指揮されたい、ということを率直に感じます。また、こうした人物を国の中で育み要所に就けておくことも、国の存亡に関わるような事態への備えとして必要、重要なことと感じます。御冥福をお祈りします。