「新品未開封」楽天Koboがヤフオクに続々出品 半額未満なのに、入札わずか

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121029-00000002-jct-soci

「注文していないKoboが届いた」と話題になったのは2012年10月24日、あるツイッターユーザーが「楽天銀行カード作ったら、koboをタダで送ってきた」とツイートしたことがきっかけだった。困惑した様子で同様の報告をするユーザーが続出したが、楽天カードのプレミアム会員(年会費1万500円)の一部にプレゼントされているものらしい、ということがわかった。
そして10月28日、「koboの新品がオークションで大量に出ているようですが、これって…」という文章とともに、Kobo Touchがずらりと並んだYahoo!オークションのページURLがツイッターに投稿された。どうやら、楽天からKobo Touchを送られた人が、開封せずにそのままオークションに出品しているようなのだ。

楽天は、インターネットオークションで、ヤフーオークションに遅れを取り主導権を握れませんでしたが、その雪辱を、Kindleに先んじて電子書籍端末を先行発売することで果たそうとしたのではないか、と私は見ています。ただ、先行することは重要でも、先行「すれば」主導権を握れるものではなく、やはり、利用者に優しく使いやすいサービス、特に電子書籍の世界ではコンテンツの充実ということが履践されなければ、早晩、見放されることになるでしょう。そういった点に問題を抱えたままでの、こうした「投げ売り」(「売り」ですらなく「差し上げ」になっているようですが)は、既に購入した利用者の失望、世間の失笑を招き、ブランドイメージの失墜、墓穴を掘る事につながる、リスキーな行為だと思います。
結局、Kindleが出るまでに、先行して自滅するような格好になりつつあって、世界的には広く使われている端末のようであるだけに、残念な気がします。売り方や売っている会社が良くなかった、ということでしょうか。
Kindleが満を持して日本でも発売されようとしている状況の中で、今後はますます厳しくなりそうです。私は、元々、買う気がありませんでしたが、今や、タダでも要りません。

2012年10月28日のツイート

ザ・シークレット・サービス

週末、ちょっと用事でシンガポールへ行っていて、昨夜から今朝にかけて帰国の飛行機に乗っていたのですが、その機内で、この作品を鑑賞しました。以前、何度か観たことがありましたが、久しぶりに観ることができました。
(以下ネタバレ注意)
クリント・イーストウッド演じる主人公のシークレットサービスエージェントは、ケネディ大統領暗殺現場に居合わせながら、致命傷にまでは至っていなかった第1弾の後、素早く動けず致命傷を被らせた、という負い目をずっと引きずっています。その主人公が、今度こそは大統領暗殺を阻止しようと、必死に動く姿が、クリント・イーストウッドの熱演もあって胸を打ちます。あのダラスの暗殺現場で素早く動けなかったことへの自責の念、二度と同じ過ちを犯さないという固い決意が、刻一刻と迫り来る大統領暗殺犯へと立ち向かわせ、大きく立ち塞がることになります。ラストのクライマックスシーンは、既に過去に何度か見ていても、迫力があり、楽しめました。
自分自身を奮い立たせ思い切って動くべき時がある、ということは普遍性のある真理なのではないか、ということを、強く感じる作品でした。