トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか

トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか (ヤマケイ文庫)

トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか (ヤマケイ文庫)

興味を感じつつ読み進め、読み終えました。断片的な報道でしか知らなかったこの事故について、具体的に知ることができ、かつ、発生原因についての分析も読むことができて、かなり参考になりました。
この事故が起きるにあたっては、ツアー登山(既にいろいろと問題が指摘されていますが)でスキルや体力が区々な人々が集まり、そこに、登る山について知識や経験が十分とはいえないガイドがあてがわれてしまっていた(しかも参加した複数のガイドも人的関係が希薄でコミュニケーションが十分ではない)といった問題や、ガイドを含め参加者に低体温症に対する認識が十分ではないまま(人にもよりますが総じて防寒対策が十分な状態にはなかったことが本書では明らかにされています)、悪天候の中で判断を誤り山小屋を出てしまい、暴風雨の中、山中をさまよう、という大きなミスを犯してしまったことなど、様々な要因が積み重なっていたということがわかりました。法的に、どこで、誰の過失を認定するか、というのは、なかなか難しい問題という印象も持ちましたが、特に重要なことは、やはり、この事故から多くの教訓を導き出して再発防止へと生かす、ということではないかと思います。
中高年層(若年層より体力が劣り寒さにも弱く低体温症に陥りやすいことも本書では指摘されています)による登山が活発に行われ、事故も繰り返されている現状の下、本書が広く読まれ、事故防止に役立つことを強く願いたいものです。

2012年09月05日のツイート

今だから「ブログ」がビジネスで使える理由

http://getnews.jp/archives/247879

TwitterFacebookとブログの違いとは何か。和久井さんは前者を「人と人のつながりを中心にした、リアルタイム性の強いメディア」であると特徴づけるのに対し、ブログは「記事を書いて溜めていくメディア」だとし、書いた記事は長期間に見られることが前提になっているという。だから、自分の考えをしっかり書いて、広く世間に発信することに向いているといえるのだ。

以下のことをしてみてはいかがだろう。
・具体的な目標を作る(半年以内でブログを見たお客様に○○人来店してもらう)
・ブログ執筆をルーティンワークに入れてしまう。
・記事を書いたことでもらえるご褒美を自分で設定してみる

商売っ気を強く出し過ぎると、嫌らしい、あざといブログになってしまい敬遠されがちですが、しっかりとした、読む人の参考になりおもしろいと思ってもらえるブログを継続して書くことができれば、書き手の真価を知ってもらえ、その人がやっている仕事の関係でも、では相談してみようか、頼んでみようか、といったことにつながりやすいでしょう。
ブログは、やはり、まずは継続することが大切で、継続する上ではネタの確保が重要ですから、どういったところにネタを求めるか、ということを工夫する必要があります。直接、会った人には、私から、アドバイスをすることがありますが、興味ある方は、本ブログの過去エントリーを検索してみて下さい。