山大生死亡:損賠訴訟 山形市長「適正な業務の範囲内」 救急車不出動で /山形

http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20120711ddlk06040115000c.html
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20120711ddlk06040115000c2.html

訴状などによると、大久保さんは昨年11月9日、1人暮らしをしていた市内自宅で遺体で発見された。10日前の10月31日早朝、自らの携帯電話で救急車を依頼しようと市消防本部に119番通報したが、同本部職員は「救急車じゃなくて、タクシーとかで行きますか」などと応対。弱々しい声ながらも「タクシーの番号がわかれば自分で行けると思います」と大久保さんが答えたことなどから、救急車を出さなかった。

昨夕、たまたま事務所で仕事をしながら、ちらちらとフジテレビのニュースを見ていると、このニュースを報じていて、当時の録音内容も聞きましたが、通報者は、明らかに体調が悪そうで、名前を聞かれても年齢を答えてしまうなど、意識状態に問題があることもわかるにもかかわらず、通報を受けた横柄な感じの男性係員が、根掘り葉掘り事情を聞き(相手が苦しそうなのに、ねちねちとした感じでだらだらと聞いているのが印象的でした)、途中から、タクシーでは行けないのか、と話を流れを勝手に作り始め、通報者に、上記のように言わせ、最後に、「お大事に」などと白々しく言い放って電話を切ってしまったのが印象的でした。これでは、何のための救急車かわからりません。心底、怒りを覚えました。こういう救急体制では、山形市民も不安で仕方がないのではないかと危惧されます。
こういう対応を、放置された人が力尽きて死んでいるのに、「適正な業務の範囲内」と言い放つ山形市長の感覚も、相当問題だと思います。人としてどうか、ということも問われるでしょう。

2012年08月23日のツイート

危険すぎた「女子大生ルーマニア一人旅」 アイセックに「説明不十分」と批判噴出

http://www.j-cast.com/2012/08/21143520.html?p=all

日本と現地のアイセックの間でのコミュニケーションが不十分だったと考えられるケースがある。2012年2月からアイセックのインターンシップルーマニアに渡ったある学生のブログによると、ルーマニア北西部の都市クルージュナポカに到着後、マネージャーが迎えに来る予定だったが誰もいなく、連絡もつかない。何とか空港のスタッフに助けを求め、タクシーに乗ってマネージャーと落ち合うことができたそうだ。本人は不備に対して特に怒らなかったと書いているが、事件や事故につながっていた可能性もある。

いろいろと記事を読んだりして、私が疑問に思っているのは、亡くなった女子大生が、ツイッターで、空港到着後の列車による移動については不安な気持ちをツイートしているものの、空港から駅までの移動については、そういった不安な気持ちを書いていないことで、空港には出迎えが来る、という予定になっていて、犯人の男を、その出迎えと誤認するような経緯があったのではないか、ということですね。私も過去に海外へ行ったことがありますが、初めての国へ行くと、空港に着いてから目的地(ホテルなど)へ行く手段、方法がどうなのかと不安なもので、その点が、ツイートから抜け落ちていることに、不安を感じる必要がなかったような何かがあったのではないか、という気がしています。
異国の地で知らない男とタクシーに乗ってあまりにも無防備だと、批判を受けていますが、海外経験が皆無のような方にも見えず、また、プロフィールから見ても非常識な方とも思えず、そういった経緯をきちんと明確にすることが、亡くなった方の名誉を守ることにもなるのではないか、という気がします。
アイセックは、ノーコメントで押し通そうと考えているようですが、コメントしないことで、憶測や間違った印象が一人歩きし、結局、亡くなった方の名誉が大きく損なわれたままになってしまう、ということにもなりかねません。
この事件で、この団体を利用しようとしていて不安を感じている学生も少なくないのではないかと思われ、アイセックは、知らぬ存ぜぬを決め込むのではなく、きちんと説明すべきは説明して、その責任を果たすべきでしょう。

判決前に裁判長自殺 大阪地裁、別の判事が代読

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201208240099.html

裁判官が出勤せず連絡が取れなかったため、官舎に向かった男性職員が窓ガラスを割って部屋に入り、首をつった状態の同裁判官を見つけた。単身赴任で、遺書は見つかっていないという。

私も、そろそろ初老の域に差しかかりつつあって、何となくわかるのですが、これくらいの年齢になると、人生も先が見え、仕事等で掛かる負担もかなり大きくてストレスがかかりやすく、そこに、例えば単身赴任で孤独であったりとか、人間関係でトラブるなど、様々な負の因子が重なってくると、突発的に死を選ぶ、といったことが起きがちになってくるような気がします。メンタルヘルスケアの重要性、と言ってしまえばそれまでですが、この年代の人(特にハードに働いて負荷がかかりまくっているような人)は、うまく気晴らしを見つけるとか、どこかで良い意味で開き直るとか、これ以上やっていられないと思ったら思い切って仕事をやめてしまうとか、最悪の選択をしないように、いくつか安全弁のようなものを、意識して作っておく必要があるでしょう。
この裁判官にお会いしたことはありませんが、お気の毒なことで、ご冥福をお祈りします。