悪い面だけ注目してもろくなことがない--Winny事件から見た社会規範

http://www.asahi.com/digital/cnet/CNT201205010049.html

新井氏はWinny事件について「警察や検察が、法律で定められたルールを踏み越えて開発者を無理に逮捕した事件」と説明し「何をやってはいけないかは、国民とその代表者が集まる国会が決めるべきもの」と語った。ただ、日本国民はそのルールを作る意識が薄く、政治活動は危険で難しいものと考えられている。

私は、単なるしがない弁護士ですから、こういったところで偉い方々が展開される難しい話はよくわかりませんが、Winny事件について言うと、「法律で定められたルールを踏み越えて」というよりも、従来の刑法理論における幇助理論では、現代の高度に発達した社会ではあらゆる場面で幇助犯を生みかねず、適切に犯罪成立範囲が限定されていなければならなかったのに、それがされていなかったことで、「法律で定められたルールと捜査機関が考えたもの」が適用されようとした事件ではないかと思っています。捜査、公判の過程で、そういった問題意識は広く共有されるようになりましたが、最高裁が、無罪判決に対する検察官控訴を棄却したものの、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20111221#1324429431

でコメントしたように、決定で示された判断は、中立的行為に関する幇助犯の成立に適切な絞りをかけ切れずソフト公開、提供といった行為については今後も萎縮的効果が生じる恐れが残るもので、この種の行為が今後も過剰な立件、処罰の対象になる恐れは依然としてあるでしょう。
無罪になったから良かった、で終わらせるのではなく、この事件を契機に、さらに検討を深めて行くべき必要性を強く感じます。

2012年05月01日のツイート

タブレットが変えるビジネス情報収集

http://jp.techcrunch.com/archives/20120429how-tablets-are-transforming-business-intelligence/

勝負を把握し市場勢力を理解することは、近代ビジネスの世界を勝ち抜くための必須条件だ。一歩先を行くための重大な要素の一つが、市場のライバルたちを監視することであり、そのためには業界のニュースに目を配る必要がある。高価なニュース監視サービスに頼る会社もあるが、じつはもっと身近な方法がある。最近のFlipboard、Pulseなどのタブレット用ニュース・情報サービスは、経営者やコンサルタントが業界の最新情報に乗り遅れないための素晴らしき相棒として認知されつつある。

私の場合、それほど高度なことはやっていませんが、新iPadで、いろいろな情報源となるアプリやサイトを整理しておいて、そこに集約したものを、時間があればできるだけ網羅的に見て、読む、という状態にしています。新iPadは、常に持ち歩いているので、整理している情報源を参照したい場合は、すぐに取り出して確認しますが、そういった際に、PCよりも情報にアクセスしやすいタブレットは便利と感じます。
私と同様に感じたり、似たようなことをやっている人は多いと思いますが、今後は、そういった傾向は、おそらくますます進むでしょう。そのような需要に、いかにうまく応えてサービスを提供できるかということも、ますます問われることになると思います。

Nokia Lumia 900 に対する米有力メディアによるレビューが出揃う―「これまでで最高の Windows Phone」

http://news.goo.ne.jp/article/internetcom/business/internetcom-20120406009.html

Microsoft のモバイル OS 「Windows Phone」を搭載した Nokiaスマートフォン「Lumia 900」に対する米国有力メディアによるレビューが出揃った。同製品は各メディアから、これまでで最高の Windows Phone 搭載スマートフォン、という高い評価を得ている。一方で、iOSAndroid OS に比較して、サードパーティ製のアプリが少なすぎるという見方もあるようだ。

かなりの高評価のようですね。
私が、このNokia Lumia 900に、俄然、注目したのは、あのウォズニアック氏が

Windows Phoneは美しく、Androidよりも良い――ウォズニアック氏が称賛
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120501-00000004-cwj-sci

ウォズニアック氏は4月13日、Nokia製のWindows Phone 7搭載スマートフォン「Lumia 900」が手に入るのを待っているとツイート。その後、同氏はこのスマートフォンをテストし、AndroidスマートフォンiPhoneと比べた。
「見た目や美しさから、AndroidよりもWindows Phoneのほうを断然気に入っている」。ウォズニアック氏は、「aNewDomain.net」サイトとのポッドキャスト・インタビューでそう語った。「Androidとは比較にならないほど良い」
「びっくりしている。これほど美しいプラットフォームはほかに見たことがない」とも、ウォズニアック氏はaNewDomain.netに語っている。同氏は、「Windows Phoneをどこにでも持っていこうと決めた」という。
「私の意見では、Windows Phoneはユーザーインタフェースが大きな強みだ」とウォズニアック氏。「Androidよりもオススメだ」

とまで述べ、絶賛していることを知ったからでした。
今ひとつ盛り上がらないWindows Phoneですが、Microsoftのサービスとの関係の強さなど、メリットはいろいろとあって、私も、そろそろ使ってみたいと思っていたところでした。今後、Lumia 900を使ってみて、Windows Phoneの特徴や今後の可能性を分析、検討してみたいと思っています。