ロータリーエンジン姿消す マツダ「RX−8」来夏生産終了

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111007-00000527-san-bus_all

世界的には自動車の低燃費化が進展。昨年のRX−8の世界販売は約2900台、国内は960台にとどまった。さらに欧米で来年以降、相次いで環境基準を厳しくなるほか、日本でも来年には安全基準が変わる。ただでさえ販売が低迷する中、マツダは各国の規制強化に対応するのは困難と判断。すでに北米と欧州向けの生産は打ち切っており、今回、全面的な生産終了を決めた。

記事にもあるように、ロータリーエンジンは、燃費の悪さが弱点で、石油ショック当時は、マツダが倒産寸前まで追い込まれる原因にもなったことが思い出されます。時代の流れの中で、人々に受け入れられにくくなっていることは間違いなく、この選択にはやむを得ないものがあるでしょう。
ただ、広島出身の私には、子供の頃、マツダの工場見学にも行って、ロータリーエンジンの開発にあたり人々が多大な努力をして、世界で唯一、実用、量産化に成功した話も聞き、広島が生んだ世界に誇れる先進技術というイメージが強烈で、それだけに、このニュースには寂しさを感じ残念です。
いつの日か、再び、ロータリーエンジンを搭載した車を発売してほしいと思っている人がいることを、マツダ関係者には覚えておいてほしいものです。

2011年10月08日のツイート

S・ジョブズ氏の歩み--成功の礎となった試練の時代

http://japan.cnet.com/news/commentary/35008663/

スティーブ・ジョブズの歩みがよくわかる記事ですね。

皮肉ではないか。ある人物による完全さの追求と、自分が設立した会社から解雇されたことへの怒りから生まれたOSが、Michael Dell氏が予言した運命からAppleを救ったのだ。歴史の展開が少し違っていたら、そしてJobs氏が1980年代後半を、自分の庭の手入れや欧州旅行で費やしていたら、Appleはもはや存在しなかったもしれない。また、コンピュータ業界も現在とは全くかけ離れた場所になっていただろう。

読んでみて、しみじみと感じるのは、ジョブズの人生は成功のみに彩られていたわけではなく、Appleを追われた後は、正に、「復活と再生」の人生であった、ということでした。最後は、成功と賞賛の中で人生を終えましたが、それが、逆境や酷評を乗り越えた末のものであったということに、我々は学び、自らの糧とすべきではないかと思います。
ジョブズは、多くのものを遺して旅立って行ったということでしょう。