岡崎市立中央図書館事件について

http://librahack.jp/

事実関係について詳細には知り得ないので、あくまで感想にとどまりますが、犯罪としての業務妨害が成立するためには、用いる手段が、社会通念に照らし違法と評価されるものである必要があり、しかも、そのような業務妨害行為が、業務妨害の故意(犯罪を犯す意思)に基づいている必要があります。故意については、未必の故意(業務を妨害しているかもしれないが、それでも構わないという内心の状態)も理論上は含みますが、客観面及び主観面の両面で、当該行為が業務妨害としての実態を備えているかどうかということが慎重に見られなければならないでしょう。
上記のサイト内の

なぜプログラムを作ったか
http://librahack.jp/okazaki-library-case/purpose.html
どんなプログラムを作ろうとしていたか
http://librahack.jp/okazaki-library-case/private-web-application.html
負荷について考えたこと
http://librahack.jp/okazaki-library-case/stress-test-thinking.html

等を見ると、自分なりに図書館サイトを活用したいという意図の下、プログラムを組み生じる負荷についても考慮しつつサイトにアクセスしていたという経緯が認められ、その具体的な内容から見て、あながち虚偽を述べているとも思えず、上記のような意味での「業務妨害」とは異質なものがあります。あくまで推測にとどまりますが、図書館のサイト、サーバー自体が、公立図書館という、不特定多数の人々が利用しそれだけにサイトへの様々なアクセスが予想されるにしては、あまりにも貧弱、脆弱なものであり、そういった事情を、上記のようなプログラムを組みアクセスする立場からも、察して差し控えたほうがよいことは差し控える、という配慮があれば、サーバーが何度も落ちるという事態が発生せず立件ということもなかったのではないかと思われますが、それは、犯罪の故意に基づく犯罪行為という高いハードルに達するはるか以前の、故意ではなく過失とか、違法ではなくモラルといったレベルの問題であり、これでいきなり立件、逮捕・勾留というのは、この種の行為がインターネットの世界ではよく行われているという実態への目配りを欠いた、あまりにも粗すぎる、人権への配慮も欠いた措置という印象を受けるものがあります。
サーバーが何度も落ちた、という現象面だけに着目すれば、いかにも大きな被害が生じ業務が大きく妨害されているように見えても、これだけブロードバンドが普及した時代に、公立図書館が

先進の図書館を支えるシステム化により、貸出・返却・問い合せ・情報発信の各種業務で、利用者の利便性向上と図書館員の作業省力化を実現
http://www.mdis.co.jp/case/city-okazaki/200908.html

と吹聴(吹聴しているのはシステム開発者ですが)するようなシステムを不特定多数の用に供している以上、プログラムにより通常あり得る程度のアクセスをされる程度でサーバーが何度も落ちてしまうような貧弱な業務が、業務として保護に値するか、という問題も生じるでしょう。
不起訴になったとはいえ、様々な疑問が次々と生じてくる事件であり、捜査当局としても、この種のことが立件され逮捕・勾留までされてしまうことに対する多くの人々の疑問、不安に対し、きちんと説明すべきは説明しないと、世に不安を生じさせただけの欠陥捜査でしかなかった、と言われても仕方がないのではないか、と思います。

2010年06月23日のツイート

iPhone 4を徹底検証! 実物はやっぱり凄かった!!

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100624-00000006-trendy-ind

同社では新液晶を「Retina(網膜)ディスプレイ」と呼んでいる。一つひとつのピクセルを肉眼では確認できないほど細かいためだ。Webページを見て、ギザギザに見えることはほとんどない。2バイト文字の日本なででは、文字の表示がすっきりして、かなり読みやすくなっている。
画面はiPhone 3GSと見比べるとその差は歴然だ。アイコンの四隅や、時計のアプリの数字や針をよく見ると、細かさが分かる。店頭で実物を見るかアップルのWebページを見てもらいたい。

今朝、午前8時過ぎに六本木の携帯ショップに到着し、既に20名くらいの予約客が並んでいたので、その列に加わって、2時間弱ほどで、iPhone4を手にすることができました。その後、仕事しながら、ちょこちょこといじって試しているところです。
細かい点は、おいおい確認して行くことになりますが、確かに、上記の記事にあるように、液晶の美しさは印象的で、おー、きれいだなー、と感嘆させられるものがあります。私の場合、初代iPhoneから、その後の3GSをとばしてiPhone4に移行したので、余計にそう感じるのかもしれません。
タッチした際の反応も、3Gに比べると、かなり早くなっていて、満足できるものと感じています。マルチタスク機能は、やはり便利で、アプリからアプリへの切り替えがさくさくとした感じでできるので、ストレスを感じずに済みます。
前のものが、丸い感じでつるっと落ちてしまいそうであったのが、iPhone4では、全体として、やや角ばった感じのデザインになり、薄くなったせいかやや小振りにもなった感じが、私はしています。手に持った感じの持ちやすさでも、より持ちやすくなっているという印象を受けています。
3GSで、当面、しのごうと考えている人も多いと思いますが、iPhone4を手に取れば、ほぼ確実にほしくなるでしょう。心に迷いを生じさせたくない人は、手に取らないほうがよいかもしれません。