厚労省元局長に1年6カ月求刑 郵便不正公判で検察側

http://www.asahi.com/national/update/0622/OSK201006220080.html

一方で元局長から上村被告への指示については「推論」を積み重ねて説明。「幹部職員の元局長が凛の会の記憶がないというのは不自然だ」「有力国会議員への配慮を優先したと考えるのが自然」などとし、「実態がない凛の会への証明書発行をためらう上村被告に元局長が指示したと考えるのが合理的だ」と主張した。

こういったイレギュラーな業務については、通常の業務における手順、指揮命令系統がそのまま適用されるとは限りませんから、こうあるはずだ、こうでないとおかしい、といった「推認」で、元局長の関与が合理的な疑いを入れる余地がなく認定できるとは、極めて考えにくいです。やはり、供述できちんと認定される必要があり、そうであるからこそ、捜査段階で無理に無理を重ねたということになるでしょう。現在の、裁判所に採用された、乏しい証拠関係しかなければ、とても起訴はできなかったはずです。
種々の報道を見ていて思うのは、公判段階で簡単にほころびが露呈し、逆の裏付けがとられてしまう、この捜査は一体何だったのかということで、大阪地検特捜部ですらこの有様、ということが、今後、裁判官の意識の中で、検察捜査への不信感としてじわじわと広がり、他事件を見る際にも大きく影響してくる可能性はかなり高いでしょう。

2010年06月22日のツイート

収賄容疑で特許庁審判官逮捕=NTTデータに情報漏えい−警視庁

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&rel=j7&k=2010062200645

容疑者は2005年8月から昨年11月の間、特許庁が発注する業務システム最適化計画の設計・開発で便宜を図るなどの見返りに、約70回にわたり、タクシーチケット二百数十万円相当を受け取った疑い。

今一つぱっとしない感じの事件ですが、これはあくまで入口で、警察としての狙いは現金授受にある、という可能性はあるかもしれません。
収賄側が小田原に住んでいるようで、それでタクシー代がかさんでいたのかもしれないという気がしますが、そういった事情があれば、職務との対価性など、贈収賄の成否に影響する点で疑義が出る可能性もあって、ぱっとしない割には(ぱっとしないだけに、と言うべきかもしれません)捜査に手間がかかる事件になりそうな予感もします。

侵入8分間、7カ所ではねる=無差別殺人で捜査本部―マツダ工場11人死傷・広島

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100622-00000169-jij-soci

容疑者は22日午前7時38分ごろ、自分のマツダ「ファミリア」で宇品工場の東門から侵入。最初に2人をはねた後、猛スピードで構内を回りながら2人、1人、2人と続けてはねた。その後マツダ専用の橋をわたり、本社工場に侵入。2カ所で1人、2人とはねた後、最後に装備A棟付近にいた浜田博志さん(39)をはね、7時46分に北門から逃走した。浜田さんは頭蓋(ずがい)骨と首の骨を折り、死亡した。侵入から北門を出るまでの走行距離は5キロ程度とみられる。

亡くなった方は大変お気の毒と言うしかありませんが、最後にはねられた、ということで、その前に、工場内でただならぬことが起きているということをより早く周知できなかったのか、ということを感じました(8分という時間はいかにも短いのですが)。
一種のテロ行為と言ってよいと思いますが、この事件を契機として、様々な組織で、外部からの車両に対するチェック、侵入を物理的に阻止する措置の整備といったことが進む可能性もありそうです。

「死にたくない」叫ぶ生徒 浜名湖転覆、安否確認で混乱

http://www.asahi.com/national/update/0621/NGY201006210029.html
http://www.asahi.com/national/update/0621/NGY201006210029_01.html

浜松市消防局によると、行方不明者が1人いることを同局が把握したのは18日午後4時18分。「ボートが転覆した」との通報があった午後3時31分から47分が経過していた。全員無事との情報も入り乱れる中、転覆したボートの船底にまたがって助けを待っていた生徒らの救助に向かった水難隊員が、人数を数えて確認したという。行方不明者が西野さんだとわかったのは午後4時半過ぎ。素潜りで捜索していたが、天候の悪化もあり発見できなかった。ダイバーが午後5時51分に西野さんをボートの中から発見した。

死亡という重大な結果が発生し、今後、刑事事件としての捜査も進むはずですが、過失になり得る、様々な行為が錯綜していて、立件するとしてもどこで過失を認定するのか、かなり難しい事案という印象を受けますね。
悔やまれるのは、ボートの内側に入り込んでしまった生徒さんの発見が遅れたことですが、その経緯も、今後の捜査の中で解明されることにはなるはずです。
それが最終的に過失として捉えられるかどうかはともかく、悪天候の中、危険な状態で訓練を行っていた、その判断の在り方には強い批判が加えられざるを得ないでしょう。

話題のXperiaとHTC Desireを徹底比較

http://magazine.kakaku.com/mag/pc/id=222/

Xperia とHTC Desireは、同じAndroid端末ながら、その特性は全く異なっている。Xperiaはどちらかと言えばエンタメ寄りの機種でブランドの打ち出しも強いが、プライベートユースに向いている。半面、仕上がりが荒削りな印象を受ける。いっぽうのHTC Desireは、最先端で質実剛健な作りだが、やや遊び心に乏しい。

現在、スマートフォンを選ぶとすれば、

1 明日、発売されるiphone4を買う
2 アンドロイド搭載の製品の中から選ぶ
3 ウインドウズモバイル搭載のものから選ぶ

という選択肢がありますが(3については、今年後半にOSが刷新されると言われておりそのことは念頭に置いておくべきでしょう)、2の路線で行く場合、XperiaかHTC Desireか、ということになりやすいと思います。そういう選び方を選び方をする人にとって、この記事は参考になります。
私が、以前、何かの雑誌で読んだ記事では、Desireのほうに軍配を上げるような内容になっていましたが、上記の記事ではXperiaの長所も大きく取り上げられていて、捨てがたいものがあると感じました。自分がどのような機能をよく使うか、ということを考えて、よく使う機能が自分にとって便利なものを選んでおくべきでしょう。
Xperiaはドコモ、HTC Desireはソフトバンクなので、電波の強さ、弱さでは、前者が強く、後者が(ドコモよりは)弱くなる、ということも考慮しておく必要があります。

アップル、iPhone/iPod touch用の最新OS「iOS4」公開

http://www.rbbtoday.com/article/2010/06/22/68574.html

最新版のiTunesをPCにインストールすることで、無償ダウンロードが可能となる。マルチタスキング機能、フォルダ機能に対応したほか、電子書籍アプリ「iBooks」の利用がiPhone/iPod touchでも可能となる。
そのほか、iPhone/iPod touchでのプレイリスト作成、複数メールアカウント使用時の機能向上、壁紙のカスタマイズ、Bluetoothワイヤレスキーボード対応、スペルチェック機能、スリープ状態でのWi-Fiネットワーク接続など、さまざまな項目に及ぶ新機能や改善が施されたメジャーアップデートとなっている。新機能は100項目以上に及ぶとのこと。

明日、発売されるiphone4を入手できることになったので、それで使ってみるつもりでいますが、多くの新機能があるということで楽しみです。明日は、午前8時に六本木へ行く予定です。
iBooksは、iphoneやipodtouchでも使える状態になった以上、いつまでも英語の本ばかり並べた、空気の読めないKY書店という状態から脱して、日本語の本を沢山置いた、使い勝手の良い書店になるべきでしょうね。