片山右京さん判断…民事責任生じる可能性も

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091219-00000577-san-soci

片山右京さんらが遭難した事故は、原因究明のうえで片山さんの“判断”に注目が集まりそうだ。専門家は「3人の上下関係」「事故の予見可能性」という2つのポイントを指摘する。

事実関係が解明されないと法律上の責任についても論じにくいものがありますが、テントが吹き飛ばされ、その後、悪天候の中で凍死するという、そこに目を向ければ不可抗力というしかなく、問題は、そういった状況に身を置いてしまったことに過失があるかどうか、ということになるでしょうね。天候が悪化する中で、下山して危険を回避するべきではなかったか、そもそも、そういった危険性を予見できたのか、といったことが、まず、問題になりそうです。
刑事事件で要求される予見可能性はかなり高いレベルのものなので、登山者が100名いたら、90名から95名くらいは危険を予見し下山する程度のものでないと「過失」は認定されないでしょう。民事事件では、これが下がってきて、ざっくり言って、登山者が100名いたら50名から60名くらいは危険を予見し下山する程度のものがあれば過失が認定されてくる可能性も出てきそうです。
そういった判断ミスが肯定されたとして、そういった判断をすべき立場にあった者は誰か、片山氏であった場合に、他の2名を引率、保護すべき立場にあったかどうか、ということも問題になってくる可能性はあります。
人が2名死亡したという重大な事故であり、今後、警察捜査を含め、慎重に手続が進められる必要性を感じます。

片腕をなくした男(上)(下)

片腕をなくした男〈上〉 (新潮文庫)

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片腕をなくした男〈下〉 (新潮文庫)

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ブライアン・フリーマントルのチャーリー・マフィンシリーズ最新作です。私は、以前、本ブログでもコメントしたように、

狙撃 (新潮文庫―チャーリー・マフィンシリーズ)

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を読んではまりましたが、この最新作でも、主人公(イギリス。MI5に勤務する、一見冴えない、しかし冴えきった情報部員)は健在で、冒頭から、鋭い尋問テクニックで真相に切り込もうとしていて、ファンとしては嬉しくなりました。
よく、英米、と一緒に語られますが、米にはない、「英」独特の、ひねりのきいた、時に自虐的な独特のユーモアが随所に散りばめられていて、このシリーズはその点でもおもしろいと感じています。

<JAL>CAがハンドベルでクリスマスコンサート

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091220-00000009-maiall-soci

演奏を終えた山田奈緒子さんは「昨年もベルスターに応募したけど選ばれず残念でした。大勢の人の前で演奏するのは緊張しますが、機会も限られているし、これからがクリスマス本番なので最後まで頑張りたいと思います」と話した。

何かと寒い話が多いJALですが、最近では珍しい、クリスマスらしい心温まる話題ですね。しかし、来年の今頃は、既に会社がなくなっているかもしれず、今年で見納め、聞き納め、後に振り返るとあれはレクイエムだったな、ということになる可能性もあるでしょう。