相場操縦容疑、早大投資サークルOBを告発へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090929-00000017-yom-soci

捜査関係者によると、メンバーは早大の投資サークルを通じて知り合い、東京都港区の六本木ヒルズの一室に、パソコン十数台を並べて株取引を繰り返していた。リーダーの指示で、大量の買い注文を出して取引が活発なように見せかけ、株価がつり上がった時点で注文を取り消す「見せ玉(ぎょく)」と呼ばれる行為を行いながら、実際に購入した株を高値で売り抜けていた疑いが持たれている。

既に報道されてきた事件ですが、こういった行為まで調査対象とし告発する証券取引等監視委員会の調査能力は、相当上がってきていると見るべきでしょう。
関連するページとして、

「相場操縦的行為として疑われる可能性のある取引類型」
https://www.daiwa.co.jp/HomeTrade/hukousei/husei_soba.html

を目にしましたが、わかりやすく、相場操縦というものを具体的に考える上で役立つように感じました。

ぼったくり対策で新組織 日本人被害受けイタリア観光相

http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090929/erp0909290855002-n1.htm

警察を管轄する内務省や消費者団体などと協力。外国語に対応したコールセンターを設け、即座に対応できる態勢を整える。観光相は「事件は(観光立国としての)イタリアのイメージに深刻なダメージを与えた」と述べ、強い姿勢で臨むことを強調した。

まだイタリアには行ったことがない私ですが、一連の騒動で、イタリアというと「ぼったくり大国」という負のイメージで見てしまう傾向が出てきつつあり、残念な思いがしています。
優良店を選んで行くというのがぼったくりにあわないためには必要と思われ、イタリア国内の優良店に関するリストのようなものをインターネット上で公開し、参照できるようになればかなり役立つでしょう。
日本式に、優良店を示すステッカーを審査の上で交付し店の外に貼っておく、ということもわかりやすいと思いますが、イタリア人には気味悪がられて受け入れられないかもしれません。

「お前もくずや!」検事の暴言で国に賠償命令

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090929/trl0909292020018-n1.htm

判決によると、男性は平成19年9月、京都市中京区のコンビニ店で、万引した仲間を追って来た店員を暴行、けがをさせたとして逮捕され、傷害の非行事実で保護観察処分を受けた。
取り調べで否認した男性に対し、検察官2人が机をけって威圧したり、「お前もくずや、腐っている」「覚えがなくても、やったかもしれないって言ったら丸く終わる」などと自白を迫るような発言をした。
判決は男性が書き残したノートなどを基に事実認定。井戸裁判長は「取り調べが録画され事実と異なることが証明されない限り信用性は高い」と指摘した。

先日、某テレビ番組の取材を受けた際、検討対象になっていたのが、ある地検のある検事の取調べで、その状況がある方法により克明に記録されていたため、久しぶりに検事調べの様子に接しましたが、取調べという名に到底値しない、ごろつきが延々と悪態をついているような酷いもので、今となっては他人事とは言いながら、こういった検事が今後もあちこちへ転勤して各地で重要な仕事をすることの危うさということが強く危惧されました。上記の記事に出てくる、判決で認定された取調べも似たり寄ったりです。
取調べが可視化されたら被疑者との信頼関係がどうのこうのと強弁しても、こういった取調べを、その辺のおまわりさんどころか、検察官がやっていて、それも珍しいことではない、という状態では、可視化の弊害などといくら言い募っても、国民の理解、納得など到底得られないでしょう。