浮かび上がった「国鉄一家」の癒着 福知山線脱線情報漏洩

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090928-00000502-san-soci

「調べる側(事故調)」と、「調べられる側(鉄道・航空会社など)」に接点があることは、国会審議などでも度々、懸念が出されていた経緯がある。
例えば平成13年3月の国土交通委員会では、武正公一衆院議員(民主)が、委員に運輸行政関係者が多いと指摘したうえで、「運輸行政に関して物がいいずらくなるのではないかといった危惧(きぐ)をする」と発言。「国会での同意人事といっても、委員の資質まで見れない」と指摘している。
これに対して国交省側は「専門知識や経験が必要であることは言わずもがな。素人が調査を行ったのは何も役に立たない」などと答弁していた。

検察庁にもそういう面がありますが、閉鎖的でエリート意識が強い人々が集まっているような組織は、「一家」などと称して、ますます閉鎖的、独善的になり、メンバーがその組織を去っても、いつまでも郷愁を持ち続け陰に陽にもたれ合い助け合うといったことになりがちです。
役に立たない素人だけでなく、元の所属組織とのつながり等から公正に職務を遂行できない専門家もやはり役立たず、素人よりもかえって害を生じさせるということも、今後はよく考えたほうが良さそうですね。>国交省

小沢氏帰国 謎だらけ英国訪問 報道陣シャットアウト

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090928-00000046-san-pol

小沢氏は英国訪問が多いことで知られる。平成5年から5年連続で訪英したほか、少なくとも11、12、16年にも訪問している。
ただ、民主党では菅直人副総理・国家戦略担当相が6月に同じような目的で訪英しただけに、小沢氏がわざわざ出かけたことに首をかしげる向きも多い。帰国を2日遅らせた立ち寄り先も公表されていない。
そこで政界でささやかれたのが、3年6月に狭心症で入院した小沢氏が「持病の狭心症の検査を兼ねて訪英したのだろう」(自民党閣僚経験者)という説。だが、具体的な証拠はない。このほか「羽を伸ばしに行った」(民主党中堅)との見方まで…。謎が謎を呼び、噂(うわさ)が独り歩きしている。

この種のパターンでは、医師による診察、治療を受けるため、ということが多いという印象があります。政治家の場合、国内での診察、治療では情報管理が徹底できないといった事情もあり、政敵によるネガティブな動きを回避するために海外渡航して診察、治療を受けるという動きになりやすい傾向はあるでしょう。
小沢氏の健康問題は、以前から繰り返し取り沙汰されてきましたが、幹事長という要職に就き来年には参議院議員選挙もあるということで、今後も浮上してくる可能性が高いのではないかという気がします。小沢氏頼みという性格が強い民主党であり、万が一、倒れたりした場合、その影響には多大なものがあるでしょう。