マヤ文明の興亡

マヤ文明の興亡

マヤ文明の興亡

先週金曜日、六本木ヒルズ森タワー49階にあるアカデミーヒルズの利用終了に伴い、ロッカー内の荷物引き揚げや諸手続きのため、最後に訪れた際、以前にもらった書籍購入チケット(1000円分)が残っていたため、何か良い本がないかと探していたところ、これを見つけ、購入しました。アカデミーヒルズで入手した最後の本ということになります。
ちょっと読んでみたところ、マヤ文明に関する古典的名著とのことで、その後の新たな研究で否定されている点もあるようですが、マヤ文明を鳥瞰する上ではなかなかの良書のようです。大著なので、当面、特に興味あるところを拾い読みすることになると思います。
「生贄」に関するところを少し読んでみましたが、現代の感覚に照らすと残虐そのもので、耐えがたいものがあるものの、「残虐」ということに関する感覚が、その時代により異なる、ということが改めて感じられました。今の日本では、死刑制度そのものが残虐とまでは考えられていませんが(そういう考え方もありますが)、数百年後には、日本でも、かつては死刑という残虐な制度が国民の過半数の支持を受けていた、とされることになるのかもしれません。

オバマ大統領評「多くの部下から意見を聞く」…国防長官

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090302-OYT1T00611.htm

オバマ大統領とブッシュ前大統領の違いについて、「オバマ大統領は問題をより分析し、部屋にいる全員から意見を聞こうと心掛け、発言しないと逆に尋ねられる」と述べ、より多くの部下から意見を聞く傾向が強いとの見方を示した。
一方、ブッシュ氏については、「見解の違いを聞くことに興味を持っていたが、発言しない人にまでわざわざ意見を求めたりはしなかった」と振り返った。

より多くの意見を聞き、最善の策を講じようという姿勢が常にあるのでしょう。表に出ない意見に、より良い意見があるかもしれず、表に出ていないからといって放置しないところに、貧しい人が多い街で、人や地域に根差した活動を地道に行っていたオバマ大統領の真髄を見るような気がします。将たる器とは何かということを考える上でも、こういった資質は見逃せないでしょう。

2月の検索語(単語・20回以上)

2月は、何度かテレビにちらっと出たせいか、名前での検索がいつもより多いですね。どこの馬の骨の弁護士か、と思った人が多かったのでしょう。この通りのしがない弁護士です。

落合弁護士 1,112 8.90%
弁護士     861 6.89%
落合洋司 722 5.78%
落合     472 3.78%
ブログ     406 3.25%
東京弁護士会 150 1.20%
blackberry 145 1.16%
bold     118 0.94%
落合弁護士ブログ110 0.88%
選挙     75 0.60%
吉野正三郎 64 0.51%
判決文     63 0.50%
村上ファンド 59 0.47%
判例     56 0.45%
日々是好日 52 0.42%
マル特無期 51 0.41%
東京     50 0.40%
判決     49 0.39%
弁護士落合 46 0.37%
中川     42 0.34%
裁判官     42 0.34%
日本綜合地所 41 0.33%
不祥事     39 0.31%
裁判     39 0.31%
刑事事件 38 0.30%
弁護士会 38 0.30%
村上世彰 38 0.30%
トトロの家 36 0.29%
司法試験 35 0.28%
cyberbuzz 34 0.27%
かんぽの宿 34 0.27%
美人記者 34 0.27%
読売美人記者 34 0.27%
ブログパーツ 33 0.26%
検事     27 0.22%
死亡     26 0.21%
自殺     26 0.21%
ネット     25 0.20%
日々     25 0.20%
最高裁     25 0.20%
村上     25 0.20%
逮捕     25 0.20%
高裁     25 0.20%
中川財務相 24 0.19%
事件     24 0.19%
永山事件 24 0.19%
裁判員     24 0.19%
会長選挙 23 0.18%
弁護士ブログ 23 0.18%
東京高裁 23 0.18%
2009     21 0.17%
ろれつ   21 0.17%
インサイダー 21 0.17%
不起訴     21 0.17%
大麻   21 0.17%
裁判員制度 21 0.17%
doblog     20 0.16%
アトリウム 20 0.16%
急上昇ワードランキング 20 0.16%
成績     20 0.16%
落合洋司の 20 0.16%

教育ルネサンス 法科大学院 (11)韓国、日本を反面教師に

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20090227-OYT8T00313.htm

高い合格率が期待される背景には、韓国政府の周到な制度設計がある。認可された法科大学院は25校(1学年定員2000人)。首都圏に15校、地方に10校で、国立と私立もバランス良く配した。定員も事実上、政府が割り振った。最大の定員は国立のソウル大で150人。次いで延世、高麗、成均館の私立3校と地方の国立2校が120人で、最小規模は40人。
法科大学院の乱立を許して定員が膨らみ、司法試験合格率の低迷を招いたとされる日本と対照的で、韓国の法科大学院関係者は「日本を反面教師にした」と口をそろえる。

「日本を反面教師にした」というところが、日本人である私としては悲しいですね。
日本側としても、反面教師にされっ放しにするのではなく、現在の惨状を積極的に再改革する方向で進んで行かないと、無謀な戦争を続け多大なる犠牲を払った上で敗戦を迎えた戦前の日本の轍を踏むことになるでしょう。
韓国では、政府が主導して制度設計を行い成功したようですが、政府が適度に主導しないと、こういった問題について望ましい制度設計は難しいのかもしれません。

小沢氏側団体捜査へ 西松建設献金巡り規正法違反の疑い

http://www.asahi.com/national/update/0303/TKY200903030171.html

政治資金規正法は、他人名義での献金や政党側以外への企業献金を禁止している。政治家側の政治団体関係者が、OBの団体を経由した西松建設の資金と認識していれば、政治資金収支報告書の虚偽記載などで同法違反となる可能性がある。

西松建設元幹部などによると、西松建設は社名を出さずに国会議員の政治団体献金する仕組みを作り、OBが代表の政治団体を通じて国会議員側に資金提供をしていたという。

既に3月に入っていて、特捜部の現在の陣容も今月末までで、そろそろ捜査にも区切りをつけるべき時期ですが、最大野党の党首に関わる政治資金規正法違反で幕引きとするのか、さらに事件として伸ばして行くためのステップ、あるいは立ち寄り先といった位置づけなのか、いろいろな可能性はあるでしょう。
麻生政権、与党にとっては、強力なアシストを得た面があり、そこに何らかの政治的思惑、国策捜査的な要素を感じ取る人もいそうです。
民主党が政権党になった後であれば、こういった捜査が可能かどうかかなり疑問があり、今、正にこの時期であるからこそ、これだけの手を特捜部が打ってきた、ロッキード事件(小沢氏は、田中角栄氏の公判を欠かさず傍聴していたはずです)以来の長年にわたる因縁の関係に最終決着を図りにきた、という見方もできるかもしれません。
小沢代表の公設第一秘書が逮捕されているとのことであり、その今後における供述如何によっては、小沢代表本人の逮捕といった、極めて重大な局面を迎える可能性も完全には否定できないでしょう。