http://wwws.warnerbros.co.jp/zodiac/
公開されたので、早速、観てきました。結論から言いますと、非常におもしろい映画で、観ておく価値があります。
ゾディアック事件については、以前、
未解決事件19の謎 (現代教養文庫―ワールド・グレーティスト・シリーズ)
- 作者: ジョンカニング,喜多元子
- 出版社/メーカー: 社会思想社
- 発売日: 1989/02
- メディア: 文庫
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で概略は知っていましたが(ちなみに、上記の本は、外国における著名未解決事件が簡潔に紹介されていて、なかなか価値のある1冊で、本ブログでも触れたことがある「リジー・ボーデン事件」も紹介されています)、詳しいことまでは知らなかったので、勉強になりました。
原作は、最近、文庫で出た(早速、これも購入しようと思っていますが)
- 作者: ロバート・グレイスミス,Robert Graysmith,イシイシノブ
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2007/06
- メディア: 文庫
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で、映画にも登場する原作者が、独自に動いて、次第に「犯人らしき」人物へと迫って行く展開が非常におもしろく、比較的長い映画ですが、最後まで飽きさせません(「犯人」まで到達できたかどうかは、映画を観てお楽しみ下さい)。
マスコミに手紙を送りつけるなど、自己顕示欲が強い犯人による「劇場型」犯罪であり、古さを感じさせず、罪質は異なりますが、「グリコ・森永事件」を想起させるものもありました。