映画「ゾディアック」

http://wwws.warnerbros.co.jp/zodiac/

公開されたので、早速、観てきました。結論から言いますと、非常におもしろい映画で、観ておく価値があります。
ゾディアック事件については、以前、

で概略は知っていましたが(ちなみに、上記の本は、外国における著名未解決事件が簡潔に紹介されていて、なかなか価値のある1冊で、本ブログでも触れたことがある「リジー・ボーデン事件」も紹介されています)、詳しいことまでは知らなかったので、勉強になりました。
原作は、最近、文庫で出た(早速、これも購入しようと思っていますが)

ゾディアック (ヴィレッジブックス)

ゾディアック (ヴィレッジブックス)

で、映画にも登場する原作者が、独自に動いて、次第に「犯人らしき」人物へと迫って行く展開が非常におもしろく、比較的長い映画ですが、最後まで飽きさせません(「犯人」まで到達できたかどうかは、映画を観てお楽しみ下さい)。
マスコミに手紙を送りつけるなど、自己顕示欲が強い犯人による「劇場型」犯罪であり、古さを感じさせず、罪質は異なりますが、「グリコ・森永事件」を想起させるものもありました。

緒方元長官「乗せられた」 総連本部売却で会見

http://www.asahi.com/national/update/0618/TKY200706180339.html

「私は総連が問題を起こす組織ではないとは思っていない。公安調査庁や警察がウオッチするのは当然だが、北朝鮮を祖国と思っている在日朝鮮人の権益を圧迫していいのかとおもんぱかり、私も火中の栗を拾った」。緒方氏はこう説明する。「だまされたとは言いたくないが、乗せられたという表現がいいのかなあ」

この問題については、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20070614#1181778426
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20070618#1182094312

とコメントしましたが、

人が良く、海千山千の人々の口車に乗りやすい

といったところに、うまく乗せられた側面は、確かにありそうです。人が良い、というのは、人間としては美徳ですが、法律家の場合、必ずしも美徳とは言えず、欠点(時には致命的な)として露呈することがありますから、人の良さを、職業的な猜疑心で包み込む、という自己防衛も必要な面があります。私など、その点、まだまだですが、元長官も、どうも今ひとつだったようです。
真相は、私が持ち込んでいる事件ではなかなか動いてくれないのに、この事件ではものすごく機敏に動いている東京地検特捜部による解明に待つしかないでしょう。

Yahoo!の新CEOに共同創業者のJerry Yang氏

http://journal.mycom.co.jp/news/2007/06/19/005/

Yahoo!の今後の課題は、インターネット市場で急成長を遂げるGoogleへの対抗である。今年5月にはYahoo!Microsoftが合併を含む提携交渉を進めていると複数の米メディアが報道した。ただしYang氏はMicrosoftへの身売りに反対の立場を取っているとされており、同氏のCEO就任で合併実現の可能性は極めて低くなった。今後はYahoo!の文化と技術力を前面に押し出した事業展開が進められそうだ。

ジェリー・ヤン氏は、言わずと知れたヤフーの創業者であり、ヤフーを象徴する人物で、その人物がCEOに就任することで、起死回生の巻き返しを図ろうとしている、という印象を強く受けますね。
グーグルにずるずると飲み込まれて行くのではなく、「人の手をかける」というヤフーの強みを生かした、Web2.0を後追いするのではなくむしろ先取りするようなサービス展開が、今後の急務でしょう。

都心の温泉、ブームで急増=地下にガス田、掘削で炎上事故も

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070619-00000200-jij-soci

温泉の試掘や化学分析などを請け負う中央温泉研究所(東京都豊島区)の滝沢英夫研究員によると、都心部近辺の地下からわき出る天然ガスは、可燃、引火性が高いメタン成分が都市ガス並みに多い。
国土交通省関東地方整備局東京第二営繕事務所によると、千葉を中心として茨城、埼玉、東京、神奈川には「南関東ガス田」があり、メタン成分が約99%だという。

上記のガス田の話は、2004年に千葉の「いわし博物館」で起きたガス爆発事故の際にも報道されていたという記憶です。

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20040802#p3

南関東一帯に住む人々(私もその一人ですが)は、かなり危険なものの上に存在しているということであり、温泉を掘削し、くみ上げることは、同時に、危険なガスもわき出させてしまうものである、ということを忘れるべきではない、ということでしょう。
現在の、都心を中心とした温泉ブームが、安全対策不十分のまま今後も続けば、同種事故が続発する恐れがあります。
六本木にできた「ザブー」に、まだ行っていなくて、行きたいと思っていましたが、行く気が萎えてしまいました。

ごう音、地響き、雷か=上がる黒煙、がれき下に人−渋谷爆発事故
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070619-00000123-jij-soci