ドキュメント'06▽金の受け渡しはあったのか▽小さな集落を襲った選挙違反えん罪疑惑…▽不可解な供述の変化逮捕の瞬間を記録したテープ入手

http://tv.yahoo.co.jp/bin/search?id=56083688&area=tokyo

日本テレビで、このブログでも言及したことがある鹿児島の選挙違反事件について、ドキュメンタリー番組を放映していたのを、たまたま観ました。
典型的な、失敗した選挙違反事件の捜査に陥っていたようで、「無罪」の雰囲気がひしひしと伝わってきました。無罪になったら、全国の警察、検察庁で、この事件で失敗した原因を徹底的に検討して、今後に生かす必要があるでしょう。

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20060117#1137472897
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20060105#1136420139
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20041018#1098035384

立ち入り検査、公安調査庁「松本死刑囚崇拝を再確認」

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060916it13.htm

両派の施設で、松本死刑囚の書いた著書や教典、マントラと呼ばれる呪文を録音したCDなどが見つかり、「二つの派に大きな違いは見られなかった」(同庁幹部)という。

オウム真理教の教義は、原始仏教の流れをくんでいて、絶対的な存在である教祖に対し、弟子が「無限の帰依」を誓い、その中で解脱を目指す、という構造になっていたはずです。平成7年当時は、捜査の関係で、いろいろと資料を読んでいて、その時の記憶はかなり曖昧になっていますが、上記の点は印象として強く残っています。
教祖が刑事事件を起こし死刑判決を受けても、無限の帰依は簡単にはやめられない、というのが多くの信者の実態でしょう。

固定電話版iモード撤退へ NTT東西

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=econ&NWID=2006091701000297

Lモードは、NTTドコモの携帯電話向けインターネット接続サービス「iモード」の固定電話版として、2001年にサービスを開始。携帯やインターネットのブロードバンド(高速大容量)通信の普及で、利用者は約42万人にとどまっている。

そういえばこんなものがあったな、まだやってたんだな、というのが、このニュースを知った時の印象でしたね。サービスを開始した当時は、テレビなどで大々的に宣伝していたことを覚えていますが、なぜ、わざわざ固定電話を使って、このような形でインターネットに接続する必要があるのか、理解できませんでした。敢えて言えば、こういう形でしかインターネットに接続することができない人向けのサービスだった、ということかもしれませんが、もう、そういう時代ではないということでしょう。
このサービスの収支がどうなっているのかにも、興味があります。

「できちゃった婚」に対応 結婚式場で入札システム

http://www.asahi.com/life/update/0918/006.html

入札の仕組みは、カップルに希望する日取りやサービスなどを提示してもらい、応じることができる式場を募る。カップルは寄せられた提案の中から条件の合った式場を選ぶ。
一般的に式場が埋まり始めるのは挙式の半年前から。3カ月前になると希望の日取りを見つけにくいが、予定されていた宴会がキャンセルになることもある。そうした式場側の事情に目を付け、まずはクリスマスシーズンに向けて、入札サービスを始めることにした。
同社の大西敏之社長は「できちゃった婚や仕事の都合で婚姻届だけですませるカップルが目立つ。急場の式場を提供し、新たな婚礼需要を開拓したい」と話している。

確かに、できちゃったので急遽、結婚式を執り行いたい、という人は少なくないと思いますし、逆に、予定していた結婚式が、間際になって(極端な場合は当日になって)ドタキャンになる、という場合も少なくないでしょう。キャンセルされたものを、直前の予約で埋めてもらえれば、式場側としてはありがたいことだろうとと思います。
以前、結婚式を巡るエピソードを集めた本

「新婦 入場です」―結婚披露宴 心に残る58話

「新婦 入場です」―結婚披露宴 心に残る58話

を読んだことがありますが、信じられないような実話(笑うに笑えない)が紹介されていて、興味深く読んだ記憶があります。
こういった試みは、埋もれた需要を掘り起こす、という意味で、評価できるように思います。

駐日米国大使、牛丼かき込み「お祝いの日だ」

http://www.asahi.com/life/update/0918/009.html

東京都港区の吉野家虎ノ門店には18日、午前11時の開店と同時にシーファー駐日米国大使夫妻が来店。大盛りの牛丼をかき込み、親指を立てておいしさをアピールした。
大使は「今日は米国産牛肉が日本にカムバックしたお祝いの日だ。2年以上も待ったかいがあった」と満足した様子。「意見の相違を克服して再輸入が認められたことは、日米双方にとって素晴らしい」と喜んだ。

駐日大使夫妻が、わざわざ足を運び、敢えて牛丼を「かき込んで」食べてみせるというところに、安全性をアピールしたいという米国の意気込みを感じますね。
私自身は、吉野家の牛丼が食べられなくなって、かなり飢餓感を感じていたので、今後、機会があったら入店して牛丼を注文することになると思います。

吉野家:牛丼再開「待ってました〜」
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060919k0000m040045000c.html

に出ているシーファー大使夫人が、まずそうに牛丼を食べているように感じるのは、気のせいでしょうか?
もっと、にこやかな表情で食べた方がよかったですね。>シーファー夫人
(画像を引用させてもらいます)

細木数子さん猛抗議でDVDボックスから削除…「トップキャスター」第3話

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060918-00000072-sph-ent

問題の「第3話」は5月1日に放送された「恋愛運ゼロの逆襲」。人気占星術師・宮部天花黒田福美)とキャスターの椿木春香(天海)が番組内で対立。逆ギレした天花は、春香の運勢は最悪だと言い放ち、改名をしないと運勢が変わらないなどと要求した。しかし、春香らのその後の取材によって、天花に家をだまし取られたという被害者がいることが分かり、占いもインチキだったことがバレる−というストーリーだった。

こういった問題については、以前、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050831#1125484322

と述べたことがあります。今回の問題では、「虚構と事実が明確に区別されておらず、内容自体が、実在する特定人や特定の組織を容易に想起させるようなもので、かつ、そういった人・組織の社会的評価を低下させたり、人身攻撃にわたるような内容になっている」かどうかが焦点でしょう。
なかなか微妙なものがありますが、「逆ギレした天花は、春香の運勢は最悪だと言い放ち、改名をしないと運勢が変わらないなどと要求」という点が、キャラクターを含め細木氏を連想させ、その人気占星術師が、家を騙し取ったり、インチキの占いをしているというストーリーが、連想させた細木氏の社会的評価の低下につながっている、という側面が、まったくないとは言いにくいでしょう。「連想」が、「容易に想起」とまで言えるかどうかは微妙ですが、かなり特異なキャラクターですから、肯定される余地もあると思います。
過去の裁判例に照らすと、訴訟になった場合、フジテレビが楽勝できるかも、やや微妙なような気がします。おそらく、フジテレビとしては、かなり慎重に検討の上(専門家の意見も聴いた上で)、上記のような措置を講じたのでしょう。