皇太子ご夫妻:オランダ静養の感想、文書で発表

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/koushitsu/news/20060902k0000m040100000c.html

文書では「すばらしい自然の残るヘット・アウデ・ロー城内外で有意義な時間を過ごすことができました」とし、ベアトリックス女王らオランダ王室のもてなしに感謝。「心温まる交流ができたことはとても貴重な体験でした。愛子も元気でさまざまな新しい経験をすることができたことを喜んでいます」と記した。

有意義なご静養だったようで、喜ばしいことです。
「静養しすぎ」などという陰口は気にせず、心ゆくまで静養していただきたいと思います。>雅子妃殿下

政党ビラ配布事件、無罪判決に検察側が控訴

http://www.asahi.com/national/update/0901/TKY200609010344.html

1審で無罪等の、検察庁にとっての「問題判決」が出ると、通常の流れとしては、

1 公判立会検察官が資料を作成した上、地検内部で控訴審査を行う(複数の検事が集まって検討)
2 控訴審査結果を踏まえ、地検として意思決定(控訴か不控訴か)
3 高検との協議(必要に応じ、さらに最高検とも)
4 検察庁として最終意思決定、控訴の場合は控訴手続

ということになります。
事実関係が複雑かどうかなどで、かかる日数も変わってきますが、上記の事件のように、8月28日に判決が出て、9月1日に控訴手続、というのは、異例に早い、と言えると思います。
おそらく、無罪判決が予想されて、予め資料等を準備し、1から3を、あっという間にやってしまって4に至った、ということではないかと思います。
それだけ、検察庁が、無罪を問題視し、死に物狂いで逆転有罪を狙っている、ということでしょう。

<上智大生殺人>事件から10年 物色痕、盗み目的か

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060902-00000014-mai-soci

警察へ接見等で行くと、署内の掲示板に、この事件の被害者の方の写真が掲載された、情報提供を求めるポスターが貼ってあることがあって、見る度に、この事件のことを思い出します。

調べでは、なくなった旧1万円札は86年まで発行された聖徳太子の肖像入りの紙幣。父親の賢二さん(60)が記念として1階居間の戸棚の引き出しに1枚だけ保管していた。現場検証で、戸棚の引き出しに物色された跡があり、紙幣だけが見つからなかった。
また、2階にある仏壇の近くにあったマッチ箱が、1階玄関付近に落ちていた。箱には微量の血液が付いていたが、家族の血液型と一致せず、犯人が火を付ける際、使用したとみられる。
こうした状況から捜査本部は、金品を盗む目的で侵入した犯人が、室内で順子さんと鉢合わせし、居直って殺害に至ったうえ、証拠を隠滅するために見つけたマッチで放火をした可能性があるとみている。

確かに、上記のような可能性はあるでしょう。ただ、ストーカー等による殺人でありつつも、物盗りを偽装した、という可能性も考えられますから、決めつけは禁物ではないかと思います。
「微量の血痕」は、犯人のものである可能性が高く、DNA鑑定が可能かもしれません。この種の侵入盗で検挙される者は、かなりの数にのぼりますから、(既に警察はやっていると思いますが)過去の前科・前歴者について、徹底的に洗い直してみる作業はやってみる価値があるでしょう。
ビラ配りを住居侵入で捕まえて、執行猶予付きの罰金刑判決をもらっているような暇があったら、こういった重大事件に、限られたリソース(口を開けば忙しい、人手不足だ、と言っている以上)を投入してほしいものです。>日本の捜査機関

ロンドン警視庁、対テロ監視対象は数千人 広がる脅威

http://www.sankei.co.jp/news/060902/kok056.htm

ロンドン警視庁の対テロ捜査責任者、ピーター・クラーク氏が「数の問題ではないが、監視しなければいけない人物の数はすでに数千人規模に上っている」と語ったと伝えた。
クラーク氏は「テロリストやテロ攻撃に加担する者以外にその支援者やテロを奨励する者も含まれている」と話し、テロ捜査の結果から、2001年の米中枢同時テロ以降、海外からのテロリストだけでなく、英国内でもテロ組織が拡大し、テロの脅威を生み出していると強調したという。

先日の、某番組の収録の際、少し話しましたが、テロ事件を未然に防止するために必要なのは、共謀罪のようなものではなく、上記のように、日頃から地道な情報収集をこつこつと行う中での、決定的な情報だと思います。マスコミ関係者がよくやっているように、日頃から定点観測を行う中で、ちょっとした、いつもとは違う動きがある、というだけでも、他の情報と突合することなどで、不穏な動きが察知できる場合もあります。
そのような、情報収集態勢が、日本の場合、どこまであるかというと、お寒い状態ではないかと憂慮されます。
頭の中で観念的に作り上げた脅威ではなく、現実に存在する、「今そこにある危機」に対して、いかに効果的に対処するか、という発想が必要でしょう。

元豪華客船スカンジナビア沈没 和歌山・潮岬沖

http://www.asahi.com/national/update/0902/OSK200609020011.html

スカンジナビアは係留先の沼津市で昨年3月、通算35年間の営業を終了。惜しむ市民らが「保存する会」をつくり、約1万6千人分の署名を集めるなどしたが、7月にスウェーデンペトロファースト社への売却が決まった。
同社はスカンジナビアを上海で改修後、スウェーデン海上ホテル・レストランとして再び利用する予定だった。
建造後約80年たち、駿河湾で36年間係留されていたスカンジナビアの引航については、船の専門家などから船体の腐食や老朽化による事故を心配する声も出ていた。

スカンジナビア号は、プリンスホテルのガイドブックで紹介されていて、一度、行ってみたいと思っていましたが、私が行かない間に売却されていたんですね。
建造後、約80年もたてば、相当、老朽化していたはずですから、上海まで曳航するということ自体に、かなり無理があったように思います。残念ですね。いろいろと思い出がある人も多いと思いますが、良い思い出を大切にしつつ、スカンジナビア号の冥福を祈りましょう。

スカンジナビア:愛された36年、別れ惜しみ…帰国の途へ /静岡」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060901-00000023-mailo-l22

かなり惜しまれつつ、送り出されたようで、改めて残念さが募りますね。
串本町といえば、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20040828#1093680818

のトルコ軍艦も、串本沖で沈没していたことを思い出しました。昔も今も変わらない、海の難所なのでしょう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%AB%E5%8F%B7%E9%81%AD%E9%9B%A3%E4%BA%8B%E4%BB%B6
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B3%E8%88%AA%E7%A9%BA#.E3.83.88.E3.83.AB.E3.82.B3.E8.88.AA.E7.A9.BA.E3.81.AE.E9.96.A2.E3.82.8F.E3.81.A3.E3.81.9F.E4.BA.8B.E4.BB.B6