トヨタ レクサスをテコ入れ…鳴り物入りも販売台数伸びず

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060826-00000005-maip-bus_all

レクサスブランドの乗用車は「05年内に2万台」とした販売目標に対し半分の1万293台しか売れなかった。このため、06年は目標のハードルを年3万台に下げたが、7月末までで1万2952台にとどまっている。

私のような、しがない弁護士には縁のない高級車ですが、街で見かけても、レクサスブランドの車は、どれもこれもに似たり寄ったりで、「華」が感じられず、あれでは売れないのも当然でしょう。
サービスの良さを売り物にしているようですが、この種の高級車を購入する層にしてみれば、サービスが良いのは当然のことで、やはり、肝心の商品に魅力が感じられなければ、売れるはずがありません。
現行セルシオの後継車に期待をつないでいるようですが、売り物がそれだけでは、わざわざ、ここまで大がかりなことをする意味があるか、ということになるでしょう。
儲かっている企業の、一種の道楽にしか見えません。
高級なスーツを着て高級品で身を固め、乗っている車も高級、行きつけの場所はすべて高級店、次々とブランド品をプレゼントしてくれる、という男性であっても、目当ての女性に見事に振られて、国民年金の掛金も払えないような男性のほうを選ばれてしまう、ということが生じるのはなぜか、ということを、トヨタ関係者は考えてみるべきでしょう。

月島雫と天沢聖司 近藤喜文監督「耳をすませば」

http://www.be.asahi.com/20060826/W21/20060816TBEH0008A.html

耳をすませば」の主題歌「カントリー・ロード」は、鈴木敏夫さんの娘麻実子さんが訳詞した。当時19歳と年齢が月島雫に近いことから頼まれ、宮崎駿さんが補作した。歌詞は「ひとりぼっち/おそれずに/生きようと/夢見ていた」だが、麻実子さんの詞は「ひとりで生きると/何も持たずに/まちを飛びだした」だった。
これを巡って、近藤喜文と宮崎さんが対立。近藤は麻実子さん訳を支持したが、宮崎さんの変更案が通った。
映画の宣伝のため出演したラジオ番組で、近藤は麻実子さんの歌詞について触れ、「漫画家になろうと、家出するように東京に出てきた。本当に何も持っていなかった」と涙を流して語った。口数が少なく、いつも心の中を見せなかったが、鈴木さんは「内にある熱いものが噴き出した」とみる。

こういうエピソードがあったことは、この記事を読んで初めて知りました。私の場合は、広島から東京へ出てきて、紆余曲折を経て、今は東京で生活していますが、地方出身で上京してきた人間は、大なり小なり、こういった感覚を持って上京してきていることが多いと思います。
近藤監督は、惜しくも若くして亡くなった、ということですが、非常に優秀な、また、魅力的な人物だったようです。個人的に、ジブリには良い思い出がなく、興味もないのですが、この「耳をすませば」は、是非、観てみたいと思いました。

慎重?過敏? 米国発着便でテロ疑惑の混乱相次ぐ

http://www.asahi.com/international/update/0827/001.html

米国を発着地とする旅客機で25日、不審物が発見されたり、テロの可能性が疑われたりする出来事が相次ぎ、少なくとも2便が目的地以外の空港に着陸、ほかにも5便で乗客が避難させられるなどの混乱が起きた。

一昨日、帰国のためヒースロー空港でセキュリティチェックを受けた際に、ベルトを外すように指示された上で、全身のボディーチェックを受けました。私だけではなく他の男性も同様のチェックを受けていました。おそらく、ベルトをはずさせることで、腰やその付近に何かをはさんで隠せないようにして、徹底的にボディーチェックをする、ということだったと思います。ここまでチェックされたのは、初めての経験でした。
警備員も、かなり緊張感を持ってチェックしており(日本の空港の警備員のような、へらへらした感じではなく)、ピリピリした状態であることが、強く伝わってきました。
あまりにも過剰な警備は問題ですが、安全確保のためにはやむをえないかな、というのが、私の現在の率直な感想です。

ガードレールの強度、車衝突には不足 福岡3児死亡事故

http://www.asahi.com/national/update/0827/SEB200608260025.html

市によると、ガードレールは国土交通省の「防護柵(さく)の設置基準」で「橋梁(きょうりょう)区間は、通常歩道がある場合、車両の転落を考慮する必要はない」とされており、歩行者、自転車用にしたという。強度は、幅1メートルに対して体重60キロの大人4人が寄りかかっても壊れない程度という。
反対側の南側には歩道がなく、車両用のガードレールが設置されている。事故が起きた北側とは形状が異なり、総重量25トンの車両が衝突した場合を想定している。

基準には合致していたようですが、突き破られたほうも、総重量25トンの車両が衝突した場合を想定した作りになっていれば、と悔やまれます。
この事故を契機に、基準の見直し(特に、歩道をはさんでいる場合の柵のあり方)も必要でしょう。

国の訴訟体制強化へ、相次ぐ敗訴で専門スタッフ増員

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060827-00000001-yom-pol

ボツネタや奥村弁護士のブログでも取り上げられていました。

薬害などの集団訴訟では、原告弁護団が100人規模になることもある。しかし、法務省訟務部門の訟務検事などの法曹資格者は50人前後で、一つの裁判に数人しか担当者をつけられないのが現状だ。民間弁護士に弁護を依頼する場合もあるが、報酬額が低いために依頼できないケースもあるという。

訴訟というものは、勝ち筋、負け筋、というものがあって、勝ち筋の事件なら、よほどのことがない限り勝てますし、負け筋の事件では、どのような敏腕検事、敏腕弁護士が担当しても、勝てないものです。日本の場合、職業裁判官が判断していて、その辺の筋の見方は、例外はありますが、それなりにされている上、上訴による是正もありますから、結局、落ち着くべきところに落ち着く、という場合が多いと思います。
「相次ぐ敗訴」が、国の負け筋の事件でのことであれば、負けて当然であり、専門スタッフ増員、などやっても無駄です。
記事では「原告弁護団が100人規模になることもある」とありますが、名前を連ねている人が全員、訴訟活動を分担している、ということは、むしろ少ないでしょう。事件によっては、100人以上の原代理人がいても、実際に訴訟活動を行っている代理人は数名、ということも少なくないと思います。したがって、記事で「一つの事件に数人しか担当者をつけられない」などとあるのは、形式的な人数だけで物を言っていて、適当ではない、と思います(予算獲得のため、担当者が読売の記者に泣きついて、こういう記事を書いてもらっているのかもしれませんが)。
国が負けるべき事件で負けるのは、国民のために望ましいことであり、これが単なる悪あがきの一環であれば、やめるべきでしょう。

「新幹線をつくった男たち〜D51蒸気機関車から夢の超特急へ!世界最速へ挑戦!エンジニア家族の感動秘話」

http://tv.yahoo.co.jp/bin/search?id=54058860&area=tokyo

先ほど、テレビ東京で再放送されていて、仕事をしながら、ちらちらと観ていました。新幹線開通に心血を注いだ十河元国鉄総裁と、島秀雄元技師長が、開通式に招かれず(その前に大幅な予算超過などの責任を問われ引責辞任)、自宅で開通式を見て、その後、電話で涙ながらに喜びを分かち合っているシーンが非常に印象的でした。
東京駅に、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20041001#1096591185

と刻まれたプレートがありますが、我々が新幹線の利便性を享受できるのも、先人(十河総裁や島技師長だけでなく、その他の多くの関係者を含め)の叡智と努力によるもので、深く感謝したいという思いがますます強くなりました。
同時に、現代に生きる我々が、後世の人々のために何を残せるか、ということも考えて行く必要があるでしょう。

4教員に解雇予告 東和大

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20060826/20060826_007.shtml

東和大福岡市南区)の学生募集停止問題で、同大を運営する福田学園(福田庸之助理事長)が25日、副学長経験者を含む同大の教員4人に、9月末で雇用を打ち切る解雇予告通知をしたことが分かった。募集停止に伴う事業・業務の縮小が理由。これに対し通知を受けた教員の一部は「突然の解雇通知は不当」などとして、地位保全の仮処分を申請する方針。

少子化や、進路選択の多様化(大学以外の専門学校等への進学)が進めば、今後、こういった事態が各地で続々と生じる可能性が高いでしょう。
また、一部を除いた法科大学院の近未来である、と言っても過言ではないと思います。

9.11映画上映で新たな英雄判明〜オハイオの元海兵隊員、名乗り出る

http://www.usfl.com/Daily/News/06/08/0825_007.asp?id=50187

AP通信によると、刑法を学ぶためマンハッタンに近いニューヨーク州ロングアイランドに住んでいたジェイソン・トーマス氏(32)は、旅客機突入のニュースを聞くと同時に海兵隊の制服をつかんでWTCへ急行。ほかの救助隊員とともに港湾管理局の警官2人を助けた後、「トーマス軍曹」とだけ言い残して別の現場へと向かった。
それ以来自分から名乗り出ることはなかったが、今月上旬に公開されたオリバー・ストーン監督の映画「ワールド・トレード・センター」で「トーマス軍曹」が取り上げられていることを予告編で知ったトーマス氏は、渋々身分を公表した。本人は黒人だが、警察や映画関係者が最後までトーマス氏を見つけられなかったため、映画では白人に設定されている。

ものすごく立派な人がいるものだと、感心しました。「ワールド・トレード・センター」は、是非、観たいと思っているので、このシーンもきちんと観たいと思います。
日本人には、あまりいないタイプですが、おそらく、この人は、記事の中で

妻のカースティさんは、テロの後2週間は毎日、夫に現場に戻らないよう求めたが聞いてもらえなかったと明かしながら、「出会ってから今まで、彼はよきサマリア人(苦しむ人々に惜しみない援助を与える人)のままです」と話した。

という、善意と勇気にあふれた人なのでしょう。

<福岡追突転落>3児の通夜に雨の中300人が最後の別れ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060827-00000078-mai-soci

棺の前にカブトムシを飾ったのは、参列者にも子供たちにも見てほしかったから。「毎日大事に飼ってて、カブトムシ1匹の命も大切にしていた」と無念そうに声を絞り出した。子供たちと最後に交わした言葉は「夏休み最後だからカブトムシ捕りに行こうか」。子供たちは「ほんとに行くと?」と喜んでついてきたという。

他人の命を大切にする、ということが、この種の事故を防止するための原点でしょう。酒を飲んで運転しない、スピードは出しすぎない、危険な運転はせず慎重に運転するよう心がける、といったことが、そこから生まれてくるように思います。
私のような仕事をしていると、交通事故の事件を扱うこともあり、特に、検察庁在職当時は扱う件数が多かったので、飲酒の上での運転というのは、非常に危険であると痛感していたものです。当然のことですが、酒を飲んで運転したことは一度もありませんし、今後も、酒を飲んで運転することは絶対にないと断言できます。
この種の事故を防止するためには、単に、スローガンとして、飲酒運転はやめましょう、と言うのではなく、学校教育の場などで、その危険性をきちんと教えて行く、といったことが必要ではないかと思います。
亡くなったお子さん達は、本当にお気の毒と言うしかありませんが、ご冥福をお祈りしたいと思います。

「福岡転落事故・遺影の飾られた祭壇」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060827-04670383-jijp-soci.view-001