「遊ぶ金欲しさ」帝国ホテルで女性襲い、ベンツのトランクに監禁

http://www.sankei.co.jp/news/060803/sha003.htm

調べでは、2人は5月11日午後5時半ごろ、ホテルの立体駐車場で、観劇を終えて自分のベンツに乗り込もうとした女性に催涙スプレーを吹き付け、目に1カ月の重傷を負わせたうえ、現金約10万円が入ったバッグを奪ってトランクに押し込み、江戸川区内の路上まで連れ去った疑い。

立体駐車場や地下駐車場は、人や車の出入りがない時には、いたって寂しい状況になっていることが多く、この種の事件が起きやすい、と言えるでしょう。特に、帝国ホテルのような場所では、襲う相手を物色しやすく、その意味で危険性は高いと思います。
施設管理者側で警備員を配置して警戒するとか、利用者側でも不審者に注意する、といった自衛手段を講じるしかないでしょう。

警察庁:容疑者と弁護士の電話接見 来年度から試行

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060803k0000m040141000c.html

 警察庁日弁連のこれまでの協議では、全国を北海道、東北、関東、中部など8ブロックに分け、各ブロックごとに弁護士が出向く警察署を指定。通話料の負担などを考慮し、容疑者との連絡は弁護士の携帯電話を使用する。指定警察署の係官が弁護士の携帯電話で容疑者の収容先の警察署に連絡し確認を取り、携帯電話を弁護士に返し容疑者と通話する。

警察署にまで出向き、携帯電話を使って、というのが、わずらわしいですね。弁護士の事務所や自宅から、インターネットを使ってスカイプメッセンジャー等でコミュニケーションをとる(音声だけでなく画像付き)、弁護士の確認は、ウェブカメラの前で身分証明書を提示させることで行う、ということにすれば良いと思います。
有識者」も、わざわざ提言するのであれば、その「有識」とやらで現在の科学技術の発達に思いを致して提言すべきでしょう。

さく発見から10分間の悲劇 埼玉のプール事故

http://www.asahi.com/national/update/0802/TKY200608020458.html

社員が近くにいた別の女性監視員に「人を近づけるな」と言い残して、補修用具を取りに事務室に戻った。
女性監視員は、プールサイドに立ち、手で払うようにして吸水口に近づかないよう遊泳客に呼びかけた。ところが、同1時40分ごろ、潜水していた瑛梨香さんが吸い込まれた。見ていた女性監視員は「入った」と叫び、社員に知らせに向かった。

「人を近づけない」ために、即時、プール利用を停止すべきであったと言えるでしょう。全員をプールから外に出していれば、利用者の不満はあったとしても、重大な事故は防げた可能性が高いと思います。
少なくとも、すぐに起流ポンプを停止していれば、人が吸い込まれることはなかったのではないかとも思います。
避けられなかった事故ではなく、複数の関係者の過失が競合した人災、という印象を強く受けます。

「プール事故:難航極めた救出…レスキュー隊員が証言」
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060803k0000e040052000c.html

自分の娘の姿と重なったというこの隊員は「もうすぐ出られるよ」「もうちょっと頑張って」と震える声で励まし続けた。パイプが二つに割れ、小さな体中に無数の擦り傷を負った瑛梨香ちゃんの体が出てきたのは同7時40分過ぎ。「痛かっただろうね」「苦しかっただろうね」。回りを囲む隊員たちは泣き崩れたという。

先日、映画「日本沈没」を観ましたが、ハイパーレスキュー隊員が、ヘリコプターに吊り下げられた状態で救助に現れると、映画を観ているだけの立場でも、思わず、「助かった」という気持ちになりました。
人身の危険に無頓着なまま、プールの監視業務(「監視」になっていないので監視の振りをしているだけとも言えますが)に従事している者がいる一方で、こういった極めて困難な救出活動を献身的に行っている人もいる、ということに、複雑なものを感じます。

中央官庁勤めもツライ 温暖化対策で「熱中症」!?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060803-00000010-san-soci

 庁舎のエアコンは一括管理されており、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガス削減のため午前9時半から午後7時の間だけ稼働。職員とパソコンやコピー機などがひしめくオフィスは室温30度を超える日が少なくない。

役人暮らし、というものは、こういった非人間的な仕打ちに耐え続ける、ということでもありますから、嫌な人はさっさと辞めて、別の仕事を探すことを、元役人としてはお勧めします。

<水谷建設脱税事件>元会長を再逮捕 焦点は「福島ルート」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060803-00000011-mai-soci

特捜部の捜査は、福島県知事周辺ルートに焦点を絞りつつある。

特捜部は、水谷建設が作った裏金が、こうした公共工事の受注工作に使われた可能性があるとみて調べている模様だ。

記事を見る限り、ですが、なかなか筋が良さそうな、モノになりそうな事件、という印象を強く受けますね。だからこそ、特捜も、夏休みを返上して(今、再逮捕しているようでは、もう夏休みはないでしょう)、持てる力をこの事件に徹底的に投入しようとしていると推測されます。
周辺の出城を陥落させた後の「秋の陣」は、「福島城攻め」かもしれません。

広末「浄化計画」変更 薬事法抵触? 日本コカ・コーラ

http://www.asahi.com/national/update/0803/OSK200608020119.html

同社は7月29日からの新CMでコピーを「気分浄々」に変更した。

「浄化」など、老廃物除去をイメージしたCMの言葉遣いや演出が「医薬品としての効能があるように受け取られる恐れがある」と、都内に本社を置く企業に対して薬事法に関連する監督責任をもつ都が6月上旬に指摘した。

このCMは、繰り返し流れているので私も目にしたことがありますが、具体的な効能効果をうたっている、と言えるかどうかは微妙でしょうね。ただ、上記のような指摘が、あながち的外れとも思いません。CM放映前に、私が弁護士として相談を受けていたら、薬事法に照らして問題が生じる恐れがある、という指摘はしていたかもしれません。
コカコーラ社製品で、薬事法関連の問題が生じるようなものは思い当たらないので、その辺の認識がやや甘かった、ということは言えるように思います。