堀江前社長の保釈認める ライブドア事件で東京地裁

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060426-00000139-kyodo-soci

公判前整理手続導入に伴い、公判開始が従来よりも先延ばしになり、その分、保釈にならず勾留されている期間が長くなる、という状態を避けたいという、最高裁あたりの思惑が影響しているのではないか、と、ふと思いましたが、最近の私は、やや「勘ぐりすぎ」の面があるので、勘ぐりすぎかもしれません。

参考:

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20060422#1145663984

「善意の声かけについて事件性が疑われた事例」

http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20060426/1146035021

私は、こう見えても(?)子供に気軽に「声かけ」をしたりしています。奥村先生のお世話になるような意図に基づくものではなく、まったくの「善意」によるものですが、上記のような事例を見ると、うかつに声もかけられなくて、窮屈だな、と思います。
下手に声をかけると、「ものすごく身体の大きなおじさんに声をかけられた」などと子供に言いつけられて、事件性を疑われたりするかもしれません。

神奈川県警の責任認める 男性「放置死」で横浜地裁

http://www.asahi.com/national/update/0425/TKY200604250282.html

判決は「久保さんが相当重度の意識障害に陥っていたのに、警官は眠っていると軽信して放置した」として、保護義務を怠った過失があると認定。久保さんが首を振るなど反応を示したとする県警側の主張は「にわかには信じがたい」と退けた。
そのうえで、久保さんは署員が現場を去った2時間後に心筋梗塞(こうそく)で死亡したと認定。「仮に救護措置を尽くしたとしても救命できたとは言えない」として放置と死亡との因果関係は否定した。だが「適切な救護措置がとられれば、死期を遅らせることはできた」として、延命の可能性を侵害した責任を認めた。

因果関係や延命可能性は、証拠関係に接していないので、その当否がよくわかりませんが、警察の責任が認定されたことには、重みを感じます。
警察も、遺族側も、双方ともに不満が残る判決と思われますから、控訴審でも熾烈に争われることになりそうです。

70歳女性弁護士書類送検…飼い犬に狂犬病注射せず

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_04/t2006042507.html

ボツネタでも紹介されていました。

近所の人の話では、女性は約10年前から犬を飼い始め、約20匹が敷地内に放し飼いにされていた。逃げ出した犬が近所の人や小学生にかみついたり、夜中にほえ続けるなど近所とのトラブルもあったという。

犬の管理状況によっては、かみつき怪我をさせたことについて、重過失傷害罪の成立もあり得るでしょう。
飼い犬の管理もまともにできないようでは、弁護士業務もまともに遂行できていないのではないかと、他人事ながら心配になります。

JR脱線「9時18分」から1年 あの日と同じ電車、事故現場

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060425-00000024-san-soci

一人娘を事故で亡くされた方を取り上げた記事ですが、

守さんはいつも、夫婦げんかを仲裁した五歳の康子さんを思い出す。
「康子を連れて田舎へ帰れ」。守さんが声を荒らげると、おかっぱ頭の康子さんがトントンと廊下を走り、玄関を通せんぼした。涙を浮かべて守さんをにらみ、「お母さん帰ったらあかん。やっちゃんは絶対に帰らへん」。気迫に押され、仲直りした。
「天国で心配するからこれから夫婦げんかはできひんなぁ」
尼崎駅の改札を出た守さんは、JRの送迎バスに乗り、ミツルさんが待つ追悼慰霊式の会場へ向かった。

は、特に身につまされました。
公共交通機関における安全の重要性ということを、あらゆる関係者が、改めて強く認識する必要性を痛感します。