羽越線脱線事故 JR非番社員、傷負いながらの救出劇

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060408-00000021-maip-soci

最初に現場に到着した山形県警の警察官は、6号車で救出作業中の運転士の様子を、「頭から出血しており、声をかけると『私は大丈夫です。早くお客さんを助けてあげてください!』と言っていた」などと警察内部の雑誌に記した。

腕や太ももを強打するなどして3カ月入院する重傷だった新幹線保線センター員(49)は、雪の中から手だけが出ている女性客を発見。腰の骨を折るなどした信号通信課員(48)と協力し、窓ガラスの破片が散乱する雪を血で赤く染めながら救出した。

昨年4月のJR福知山線脱線転覆事故では、JR西日本の運転士2人が負傷者を救助せずに立ち去り、厳しい批判を浴びている。

元をたどれば、旧国鉄という同一組織から分かれているのに、なぜ、JR東日本JR西日本で、これだけ対応が分かれるのかが、よくわかりません。
役人の世界では、不祥事が起きると、「個人的な資質の問題」と強弁し、組織には責任がないと言い張るということがよく行われますが、そういう言い訳では済まない「何か」を感じます。気のせいなら良いのですが。

全空港の現状調査、防止策検討へ 神戸空港侵入で国交省

http://www.asahi.com/national/update/0408/TKY200604080231.html

ニュースで、暴走車両が、移動中の飛行機のすぐ横を疾走している場面を見ましたが、あれが自爆車両で、飛行機に突入していれば、大惨事になったことでしょう。
いつも思うのですが、日本の警備とかセキュリティは、善良な人々には厳しく(空港での身体検査はその典型でしょう)、こういった、真の意味での危険に対しては、一種の尻抜け状態、ということがあまりにも多いのではないかと思います。

耐久性・性能が向上、マイカーの保有期間伸びる

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060408-00000313-yom-bus_all

日本自動車工業会が7日発表した2005年度の「乗用車市場動向調査」で、マイカーの保有期間が平均6・8年と、2年前の調査より0・3年(4か月弱)伸びた。

外国車に乗っている人(私もその一人ですが)が増えていますが、外国車の場合、国産車ほどモデルチェンジが頻繁ではない上、モデルチェンジがあっても、旧モデルが一挙に陳腐化することもあまりなく、また、国産車以上に、こだわり、愛着を持って乗っている場合も多いと思われます。保有期間が伸びている理由として、そういった事情もあるのではないかと感じました。
ちなみに、私が乗っているのは、ベンツとかBMWといった、いかにも弁護士が乗っていそうな高級車ではなく、欧州ではごく普通の人が日常的に乗っている大衆車です。

あおぞら銀 安全性でマックに PC端末、夏までに変更

http://www.sankei.co.jp/news/060409/kei002.htm

システム刷新にあわせ同行では端末自体も見直し、「よりセキュリティー面で信頼がおける」(コーポレートコミュニケーション室)などとして、グループで二千五百台に上るパソコン端末すべてをアップル社製に切り替える。部署ごとに切り替えを進め、夏までに完了する見通し。

確かに、こういった選択肢もあるのかな、とは思いますが、こうしてマックユーザーが増えれば、それらの人々が新たに攻撃の対象になって行くだけのことではないか?という疑問も感じます。

<日航>整備士OBを再雇用 若手と組み技術伝承

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060409-00000005-mai-bus_all

再雇用を希望する55歳以上の整備士やパイロットなどの運航乗務員らにセンターに登録してもらい、定年後も65歳まで整備や運航の現場で再雇用する。ある役員は「一連の運航トラブルに対するベテランの危機感が募っており、再雇用への反応は強い」と期待している。

こういった運用は、今後、いろいろな分野で広がりそうな予感がします。ただ、人を得ないと、かえって若手に悪影響を与えかねず、制度さえ作れば良い、というわけには行かないでしょう。
私がかつて所属した検察庁でこういった制度を採用したらどうなるか、を考えてみましたが、決裁官になってしまえば、第一線の検事としてのスキルはどんどん落ちてしまい、つべこべと埒もない文句を言うこととか、上に媚び下に威張りつつカメレオンのように立ち回ることなど、ろくでもないことしか身についていないので、多分、百害あって一利なし(例外はあると思いますが)だろうな、と思いました。

違法・有害情報の通報窓口「ホットラインセンター」、設立準備会合を開催

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/04/04/11504.html

特に悩ましいのは、違法にまでは至らない「有害」情報でしょうね。

公序良俗に反する情報(有害情報)についても、「情報自体から、違法行為(拳銃等の譲渡、爆発物の製造、児童ポルノの提供、公文書偽造、殺人、脅迫等)を直接的かつ明示的に請負・仲介・誘引等する情報」「違法情報について、違法情報該当性が明らかであると判断することは困難であるが、その疑いが相当程度認められる情報」「人を自殺に誘引・勧誘する情報」と定義。これらについても、ホットラインセンターで対応を行なう際の判断基準や依頼手続きなどを定めている。

「違法情報該当性が明らかであると判断することは困難であるが、その疑いが相当程度認められる情報」の削除依頼をする、ということになると、「疑わしきは罰せず」ではなく、「疑わしきは罰せよ」ということになります。「相当程度」というのも、評価が入りますから、認定はなかなか難しいでしょう。
関係者の意図や熱意は評価しますが、ベトナム戦争に介入した米軍のようにならないか、危惧されます。

携帯、個室もカネ次第 比刑務所驚きの内情

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20060409/mng_____kok_____003.shtml

私は、10年余り前にフィリピンへ観光旅行へ行ったことがあり、その際、知人のマスコミ関係者に案内してもらって、警察署とかNBI(アメリカのFBIを真似て作ったという国家警察)などを見て回り、ついでに検事総長(だとそのマスコミ関係者は言っていました)を表敬訪問したことがありました。その際、聞いた話でも、警察の留置場に勾留されていても賄賂を払えば週末は自宅に帰れるとか、裁判官に賄賂を払って無罪放免にしてもらえることがある、など、日本の常識では信じられないようなことが日常的に行われているようでした。
日本にもいろいろな問題がありますが、世界に目を向けると、日本どころではない、とんでもない問題を抱えた国が多数あるのは事実だと思います(だから日本の抱える問題がどうなってもよい、というわけではありませんが)。