遊具転落死で東京ジョイポリス元館長ら起訴猶予

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051003-00000416-yom-soci

同地検は処分理由について、〈1〉それまでもシートベルトを装着せずに利用するケースはあったが、事故は起きておらず、予見可能性が高かったとはいえない〈2〉遺族と示談が成立している〈3〉事故のあった遊具を撤去するなど、再発防止に努めている――などを挙げた。

一般的に、死亡事故の場合は、上記の(2)(3)のような事情があっても過失が認定されれば、結果の重大性から、体刑(懲役刑・禁錮刑)にはならなくても罰金刑にはなる場合が多いと言えるでしょう。
具体的な事実関係がよくわかりませんが、過失を認定しにくい事案であった可能性が高いということは言えると思います。

米最高裁判事に女性のマイヤーズ氏指名 ブッシュ大統領

http://www.asahi.com/international/update/1003/015.html

昨日夜、六本木ヒルズスパでCNNのアメリカンモーニングをちらちら観ていたところ、ブッシュ大統領がマイヤーズ氏を横に従えて発表しているところをライブで放映していました。

マイヤーズ氏は85年にダラス市弁護士協会会長、92年にテキサス州弁護士協会会長にそれぞれ女性として初めて就任。ブッシュ氏が大統領になる前にはブッシュ氏の顧問弁護士を務めていた。

少なくとも、リベラルとか中道、という感じではないようですね。そういうタイプでは、「ブッシュ氏の顧問弁護士」は務めない(務まらない?)でしょう。
アメリ最高裁に、保守優位の時代が到来することになりそうですが、一種の安全弁としての「中道派」の重要性も感じます。
私が、どこかの最高裁判事になれば(あり得ませんが)、おそらく、中道派に分類されることになるでしょう。

「CHOKKA」不振で巨額負債――平成電電の経営破たん

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0510/03/news097.html

経営が行き詰まった一番の要因は、直収型固定電話サービス「CHOKKA」の不振。来年1月末までに100万契約を獲得する計画だったが、9月末現在での開通ベースの契約者数はわずか14万5000にとどまった。

派手にテレビCMをやっていましたが、これほどの惨状とは・・・。
この世界における負け組の末路は哀れなものだということでしょう。「勝ち」から「負け」へ一気に転落することもある、恐ろしい世界です。

JMネット:「風説の流布」に弁護士事務所関与

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20051004k0000m040162000c.html

私は、まだ弁護士としての経験年数より検事の経験年数が長く、あくまで主として検事から見た経験に基づく一般論ですが。
弁護士が関与する可能性のある仕事の中で、さすがに「黒」のものには手を出す人はいないものですが(と言っても手を出してしまう人もいますが)、「グレー」の分野があって、そういった分野は、普通の弁護士が敬遠するので、需給関係上、需要が供給を上回っており、報酬が高く、一見すると魅力的に映る場合があります。
見た目がグレーでも、実際はきちんとした仕事で、引き受けて問題がない場合もありますが、グレーに見えて実は「黒」い仕事の場合、引き受ければ、将来的に何かの事件の共犯とか、共同不法行為といった追及を受けることにもなります。
そういった面倒なことにならないためには、引き受けるにあたり、よく事情を聞き、調査も行い、必要に応じて第三者の意見も聞いてみるなど、慎重な対応が必要です。
これは、私自身に対する戒めでもあります。