日テレプロデューサー逮捕 警官の顔殴った疑い

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041015-00000287-kyodo-soci

報道に携わる資質を疑わせます。
こんなものを見つけました。

http://www.ntv.co.jp/info/news/122.html

今回の「日テレフォーラム4」では、そんな「テレビのモラル」について、意見を持つ視聴者と番組制作者とが直接意見を交換。お互いの考える「テレビのモラル」とは何か、意見を交換する中で再認識すると共に、さらには本題である「放送と青少年」問題を考えていきます。

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こういう難しいことを考える前に、お酒の飲み方とか、お巡りさんに迷惑かけないこととか、そういうところからマスターしましょうね。

winny幇助公判(第3回)の感想

http://blog.livedoor.jp/winny_info/

で、第3回公判の様子を知ることができた。ここまで公判状況を再現しようとすると、かなりメモをとらなければならない(第1回公判を傍聴した際の実感から)。傍聴してブログで再現した方、本当にご苦労さまでした。
現段階では、今後の展開等について、具体的に予想することは難しい。ただ、公判傍聴記で感じたのは、弁護団が、もっと尋問の目的や趣旨を明確にしつつ尋問を行ったほうが良い、ということである。
確かに、弁護人の手持ちの情報は限られているから、総花的な尋問になるというのは、ある程度避けられないことではある。しかし、そういった中でも、何を明らかにしたいか、何を聞き出したいか、それが、事件の争点との関係でどういう意味があるのか、といったことを常に意識しながら尋問しないと、検察官には足下を見られてしまうし、裁判所にも、「関連性のない尋問を続けている」という印象を強く持たれ、尋問途中で打ち切りや変更を命じられることになる。傍聴記でも、弁護人の尋問途中で、そういった場面が何度かあったが、裁判所が、尋問自体に重要性を認めていない可能性が高い、ということを、忘れてはならない。
上記のような場面が続くようであると、裁判所も、次第に飽きてくる。
傍聴記の、「第3回公判を終えての感想」で、

しかし、どんなに議論をしても裁判長を動かすことができなければ圧倒的不利な立場であるだろう弁護団
どのような巻き返しをしていくのか非常に楽しみである。
なんだかんだ言って、検察に分があるように思えてくるのは僕だけなのだろうか?

とあるが、こういったムードが、法廷全体を覆い尽くすようになると、検察庁の手持ち証拠に、かなりのボリュームがあるという刑事裁判の現状にあっては、被告人、弁護人側の立場は非常に苦しいものにならざるを得ない。
厳しいことを言うようであるが、法廷で警察官証人をやりこめるなどして、「一本取った」という状況になっても、それが、事件の争点との関係でもポイントを稼ぐようなものでないと、単なる自己満足以上のものにはなり得ないことを忘れるべきではないと思う。

それとは別に、傍聴記を読んでいて、懐かしかったのは、「チョウバ」という言葉。多分、漢字で書くと、「帳場」(丁場?)だと思うが(間違っていれば指摘していただくとありがたいです)、関西方面の捜査関係者がよく使う言葉である。私は、検事任官後、間もない時期に、徳島地検で3年間勤務し、そのうち2年間、上司(次席検事)であった人が、後に大阪地検特捜部長も務めた人で、その人が、よく、その言葉を使っていたので印象深い。
傍聴記では、「捜査本部」の意味ととらえられているが、捜査本部に限らず、ある事件について、特定の捜査チームができている場合の、そのチーム自体や、チームが拠点として使用している場所(警察署の中の会議室のようなところが使われることが多い)を指して使われる言葉だと思う。
私が勤務した他の地検(関西以外)では、チョウバという言葉を聞いたことはなく、多分、関西特有の言い方だと思う。

世田谷の一家殺害現場近くに謎の地蔵 事件4カ月後…誰が置いた?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041016-00000019-san-soci

犯人からの何らかのメッセージだった・・・というよりは、普通の人が慰霊のために置いたんじゃないかという気がします。
警察も、懸命に捜査はしているはずですが、こういうニュースを見ると、相当行き詰まっているという印象を受けます。
winnyがどうのこうのと言っている暇があったら、こういう事件を、歯を食いしばって解決しないと、日本の治安は良くならないという感を強く持ちます(wiinnyの件がどうでもいいいと言っているわけではないですよ)。

関東と関西、捜査・事件用語の違い

「チョウバ」で思い出しましたが、捜査関係者や事件関係者などが使う言葉にも、関東と関西(関西とそれ以外、と言ったほうが良いかもしれません)で違いがあります。
 例えば、「極道」と「ヤクザ」。関西では、「極道」という言い方が一般的でしょう。映画で「極道の姐たち」といったものがあって、今では、この言葉も「全国区」といったところですが、関西以外では、「ヤクザ」という言い方のほうが一般的ではないかと思います。関西で「極道」と言う場合、非難めいた語感ももちろん含まれてはいますが、「道をはずれた人」という、恐怖感、畏敬、といった、一種独特の語感も込めて言われているような気がします。映画も、「ヤクザの姐たち」では、迫力がないし、つまらないでしょう。
 他には、「他人を銃撃する」ことについて、「はじく」という言い方をされることが、比較的最近、増えていると思いますが(供述調書などでも見かけます)、これも、おそらく、関西から出た言い方のように思います。従来、けん銃について、「ハジキ」と言われることがあったので、それが動詞化して、「はじく」になったのでしょう。
 けん銃のことは、関西では「チャカ」と言うことも多いですし、「道具」という言い方もすると思います。こういった言い方は、次第に、関西以外にも広まっていると言えるでしょう。
 総じて、関西発祥の言葉(事件関係)が、関西以外へ次第に広まって行く傾向があると思いますが、その背景には、関西を拠点とする日本最大の広域暴力団の存在、映画などの影響、関西カルチャーが刺激的で印象に残りやすいこと(言葉も)といったことがあると思います。

金八先生下半身も“熱血”…買春逮捕の52歳教諭

http://www.zakzak.co.jp/top/2004_10/t2004101602.html

先日、このブログで紹介したニュースの続報。zakzakは、見出しがいつもおもしろいんですが、その分、品が・・・。ただ、このニュースはなかなか読ませます。

府教委の接見に対し、「違法行為であることは意識していた。いずれ警察に捕まるか、職を解かれることは分かっていたが、欲望に勝てなかった。教え子に申し訳ない」と涙ながらに話した

「欲望に勝てなかった」というのが、非常に印象的で、人間の業のようなものを感じさせます。
心当たりのある方、欲望に負けそうになっている方、パニック状態になって奥村弁護士の事務所にメールや電話して迷惑かけているような方は、十分注意して下さい。