2021年のApple製品ベスト10。MacBook Pro、iPad miniを抑えて1位になったのは?

2021年のApple製品ベスト10。MacBook Pro、iPad miniを抑えて1位になったのは? | GetNavi web ゲットナビ

私自身として、紹介されている中で買って印象に残ったのは、iMaciPad miniiPhone 13Proでした。

iMacは、事務所で使っていたものが既に5年余り経過していて、思い切って新iMacに切り替えました。見違えるように快適になり、切り替えて良かったと感じています。元々使っていたものは、別の立ち寄り先に移して、引き続き使っています。

iPad miniは、発売後の様々なレビューを見ていても絶賛状態ですが、使い勝手と言い適度な大きさと言い、文句の付け所がなく大満足状態です。Kindleで本を読むのに、この大きさが絶妙に合っていて、読書が進みます。

iPhone13Proは、12までずっとPlus、Maxで来ていたのを、GalaxyXfold3を導入するので大画面はそちらでまかなうことにして敢えてMaxにしなかったのですが、手につきやすく、操作に慣れているので使いやすく、メインのスマホとして重宝しています。

記事では紹介されていませんが、外での使用のためMacBook Airも導入し、これも気に入っていて、今年もMac製品で楽しませてもらった1年だったと感じつつ、今年を終えつつあります。

安倍元首相を再び不起訴に 「桜」夕食会の費用補塡問題、捜査終結

安倍元首相を再び不起訴に 「桜」夕食会の費用補塡問題、捜査終結(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

東京第一検察審査会は今年7月、夕食会の費用補塡が参加者に会費以上の利益を供与したという公選法違反(選挙区内の寄付)、安倍氏が代表の政治団体「晋和会」の会計責任者の選任・監督を怠ったという規正法違反の両容疑について不起訴は不当だと判断した。議決書では「一部の参加者の供述で参加者全体の認識の目安をつけるのは不十分だ」「メールなど客観証拠も入手して判断すべきだ」と捜査不足も言及した。

このため特捜部は、範囲を広げて参加者らを聴取したり資料を再精査したりしたが、寄付を受けた認識は参加者になかったなどと改めて判断した。

この問題については、昨年11月にアベマテレビに出た際、

times.abema.tv

と話をしたことがあるのですが、その際に、

「ニューオータニのような高級ホテルで飲み食いするのであれば、どう考えても1万円ぐらいはかかると思うが、この前夜祭は1人5000で済んでいる。私も以前から感じていたのは、その差額部分はどうなっていたのか、ということだ。一つの見方としては、政治資金規正法で禁じられている、政治家から選挙区に対しての寄付、あるいは公職選挙法における買収という捉え方をするのが実態に即した判断ではあると思う。ただ、法的には1円であっても寄付してはいけないことになっているが、1円を寄付しただけで起訴するかといえば、実際にはそうではない。あくまでも社会通念上、“これぐらい寄付すると良くないよね”という金額が出てこないと、なかなか起訴まではいかないだろう。今回も、1人あたり数千円の負担が数百人規模になっていた、ということになってこなければ難しいかもしれない」。

とコメントした、そこが最後の最後には不起訴に、この事件を傾かせたという印象を受けますね。

寄付を受けた認識、といったことは、常識、社会通念に照らし、ニューオータニのような東京都心の一流ホテルで、いくら粗末なものしか出なかったとしても(政治家のパーティーというのはそういうものですが)、物の道理がわかりにくい、とぼけた田舎者が受けたものであっても、1人5000円で済むはずがないだろう、そういう認識がないはずがないだろうと、「推認」での認定は可能であっても、上記のような、この事件の、事件としての限界は自ずと存在します。おそらく、特捜部は、やってはみたものの、そういった事件に内在する限界から、この事件を「捨てた」ものと推測されます。無理に立てようとしても、安倍氏にまでは到達できない、そうであれば無理しても仕方がないという判断もあったでしょう。

ただ、刑事事件としてはこうして終結しても、選挙民を大挙して上京させ、桜を見る会に多額の公費を支出し、国民の税金を使って飲み食いさせていたという誰かさんの行為が免責されるものではなく、歴史上の一大汚点として残ることにはなるでしょう。

 

 

 

 

「ばらまき 河井夫妻大規模買収事件 全記録」

 

私自身が、この事件で関係者から相談の依頼を最初に受けたのが、一昨年のちょうど今頃で、この本を読みながら、その当時のことやその後のことをいろいろと思い出していました。

広島の地元紙である中国新聞の取材、記事を元に書籍化したもので、うまく整理されてまとまっており、この事件を知らない人にとっても、ある程度知っている人にとっても、役立つ内容になっていると感じられました。

今年の年末までに、被買収側の検察審査会議決が出るのではないかと予想していたのですが、出ずに新年を迎えることになり、新年になればそれほど時期を置かずに議決が出ることが予想されますから、その前にこれが読めて、頭の中の整理になりました。

オークラ建て替えで「片隅」に移動 「格落ち」訴えた久兵衛が敗訴

オークラ建て替えで「片隅」に移動 「格落ち」訴えた久兵衛が敗訴(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

オークラが突然、メインエリアがある建物ではなく別の建物内の「片隅」を移設先に指定したため、久兵衛が2018年、今回の訴訟を起こした。

久兵衛はこれまでの裁判で「高級店にはそぐわない場所で明らかに格落ちだ」とし、信頼や名誉を傷つけられたと指摘していた。

私のような、しがない弁護士が行くのは専ら回転寿司で、こういう高級寿司店は縁がないのですが、提訴当時から、どういった法律構成で原告が臨んでいるのだろうと、よくわからないものを感じていました。

ホテルにテナントとして入居している立場で、「メインエリアで営業している信頼や名誉」が「別の建物の片隅へ移されることで格落ち」する、そのこと自体が法的利益として構成できるのか、未だによくわからず、この事件の判決が判例紙に掲載されたら、是非読んでみたいと考えています。

回転寿司利用者にはわからない、ステータスの高いものが、こういった事件の背景には潜んでいるのかもしれません。

吉沢亮「青天を衝け」で8キロ増量 大河完走で「ちょっとだけ老けたかも」

吉沢亮「青天を衝け」で8キロ増量 大河完走で「ちょっとだけ老けたかも」(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース

「日本資本主義の父」と呼ばれた渋沢栄一の91歳に渡る生涯を描いた大河ドラマ「青天を衝け」が、26日に最終回を迎えた。

私は、渋沢栄一についての知識がほとんどなかったせいか、それほどこのドラマに期待していなかったのですが、観ているうちにおもしろくなり、ほぼ全回観ましたし、明治維新前からその後へと続く日本経済が、渋沢栄一の視点で描かれていて参考になりました。

農業中心であった江戸時代から、明治になって様々な産業が勃興し経済制度が整備されていったことが、日本の国力を高め国富を増大させていった、そのために渋沢栄一が果たした役割の大きさを感じるものがあります。

一流の経済人である渋沢栄一は、戦争というものが、目先の利益にはつながっても結局は国にとってマイナスにしかならないことを見抜いていたのでしょう。そういった渋沢栄一の思いが、徐々に裏切られ誤った方向へと国が進んで行く、最後のほうではそういったことも描かれていて、その意味でもよく出来たドラマだったように思います。

様々な行き詰まりに直面している今の日本で、渋沢栄一に学ぶことは今後も多いでしょう。

「近代日本と軍部 1868-1945」

 

なかなか読めていなかったのが、アマゾンのオーディブルで出ていたので、移動中の車内で聴くようになり、これが結構長くて延々と聴いていたのですが、年末になってやっと聴き終えることができました。

明治維新後、敗戦までの軍部の歴史、歩みを、その時々の政治情勢、国際情勢と絡めながら丹念に辿っていて、かなりの深みがあって、自分の知識、理解力を超える部分もありましたが、そこは今後の課題としつつ、将来、知識、理解が増した時点で、再び読んでみたいと感じています。

敗戦までの軍部は、特に昭和になってからの統帥権独立を錦の御旗にした陸軍を念頭に強く批判されることが多いですが、そういった姿に一直線になっていったわけではなく、政党の様々な思惑や根強いポピュリズムなども複雑に絡み合いながら複線的に進んでいったことは感じられるものがありました。

いつか来た誤った道を再び歩まないためにも、過去のこうした日本の歩みに検証しつつ学んでいくことは常に重要なことだと思います。

 

「クリスマスの殺人 クリスティー傑作選」

 

アガサ・クリスティーは、以前、一時、読破しようと思って文庫本を買い集めていたこともありましたが、忙しさにかまけてなかなか読めずにいます。書店で、たまたまこれを見かけ、クリスマスの時期に読むのもおもしろそうだと思い、読んでみました。

アガサ・クリスティー作品に登場する主人公たちが満遍なく、各短編に登場し、傑作編と銘打つだけあって、どれもミステリーの醍醐味が味わえる作品ばかりで、思いがけず予想以上に堪能できました。

今更ながら、アガサ・クリスティーがミステリーの女王を言われる訳がわかる気がしました。

これをベースにしつつ、今後もアガサ・クリスティーをコツコツと読み進めていきたいと思っています。