Apple従業員、コロナが収束してもオフィス復帰したくないと主張

Apple従業員、コロナが収束してもオフィス復帰したくないと主張 - iPhone Mania

従業員の多くは月曜、火曜、木曜にオフィス勤務を再開する、とAppleのクックCEOが従業員向けのメールで伝えたばかりですが、約80人のApple従業員がより柔軟性の高い勤務形態を求めて抗議の手紙を書いた、と米メディアThe Vergeが伝えています。

Appleは他のテック企業と比べてオフィスでの勤務を重要視する傾向があるとされています。TwitterFacebookの両社は、パンデミックが終わっても永続的にリモートワークが可能と従業員に通知しています。

 

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で取り上げたニュースの続報的なニュースですが、こういう動きも、今後、ありらこちらで出てきそうですね。

在宅ワーク、テレワークは、働く者にとって、通勤時間がなくなったり、自宅で子供や親の世話をしながら働けたりと、様々なメリットがあります。週に何日かは出社して働いてほしいという雇主側と、利害が真っ向から対立しがちでしょう。労働の本質にも関わるものであり、一律の解決が困難なものがあると思います。

こういう動きは、今後、日本でも出てくるでしょう。

アメリカの成人の15%はスマートフォンのみでインターネットを利用している

アメリカの成人の15%はスマートフォンのみでインターネットを利用している - iPhone Mania

アメリカの成人の約15%は自宅にブロードバンド回線を持っておらず、スマートフォンのみでインターネットを利用しているそうです。
そのなかには、必要なオンラインサービスはすべてスマートフォンでまかなえるので、自宅にインターネット回線は必要ないと考えている人もいます。
特に若年層でこの傾向がみられ、18~29歳の28%がスマートフォンのみを利用しているとのことです。

 アメリカでの調査結果ですが、傾向としては、日本でも同様ではないかと思います。スマートフォンでインターネットに接続できる状態であれば、大容量化もしており、大体のことはまかなえますから、それに加えて自宅で別の回線を引くということには、それだけの必要がない限り、なりにくいでしょう。

この傾向は、おそらく、今後さらに進み、PCではなく、まずはスマートフォンタブレットで見やすい、読みやすいサイト、サービスにしないと、見て、読んでもらえなくなるということだと思います。

 

泉岳寺駅と高輪ゲートウェイ駅「接続」へ 泉岳寺駅直結の新ビルから歩行者デッキ整備

泉岳寺駅と高輪ゲートウェイ駅「接続」へ 泉岳寺駅直結の新ビルから歩行者デッキ整備 (2021年6月5日) - エキサイトニュース

都営浅草線京急線が交わる泉岳寺駅に直結して、地上30階建ての複合ビル(うち住宅約350戸)が整備されます。2023年4月頃に建築工事着手、2028年3月頃の完成を予定しているとのこと。なお、このビルから、JR高輪ゲートウェイ駅への歩行者デッキに接続する予定だそうです。

 泉岳寺から東へ少し行くと第一京浜国道15号線)の交差点に出ますが、その角の芝浦寄りが既に買収されていて、そこに新ビルが建つようです。既存の泉岳寺駅とは、地下では通路でつながるはずで、新ビルと高輪ゲートウェイ駅を、記事にあるように歩行者デッキでつなげるのでしょう。

現在は、両駅の間は道路をとぼとぼと歩いて移動するしかないですが、歩行者デッキができれば、雨が降っても傘を差して歩かずに済み、楽になるでしょう。

これから、高輪ゲートウェイ駅周辺で大規模開発が進もうとしていて、数年後には、見違えるような巨大な街が出現していることになります。実に楽しみです。

Apple、従業員に2021年9月から職場復帰を要請 週3日は出社

Apple、従業員に2021年9月から職場復帰を要請 週3日は出社(ITmedia NEWS) - Yahoo!ニュース

同社は従業員に対し、少なくとも月、火、木曜はオフィスで勤務するよう求めていて、水、金曜は引き続きリモートワークを選択することが可能だという。  

クックCEOは「対面での協力の時間を最適化するため、一定のオフィス勤務日数を設定する」と説明し、一部のチームは週に4、5日出社する必要があるとしている。

 オンライン勤務、テレワークは便利で合理的であり、「コロナ後」も、十分に活用されるでしぃうし活用されるべきでしょう。しかし、実際に集まって、対面で物事を進めるメリットも確実に存在し、その兼ね合いをどこに求めていくかが大きな課題になっていくと私は予想します。

上記のようなアップルの動きは、IT企業としての最先進の存在によるものだけに、大いに参考になるものでしょう。今後の動きが引き続き注目されると思います。

「坂本龍馬と高杉晋作「幕末志士の実像」と虚像」

 

 坂本龍馬ににしても高杉晋作にしても、司馬遼太郎作品を始めとする「作品カッコを通じてのイメージが先行しがちですし、戦後に至るまでは、様々な思惑を持たれつつ、彼らをヒーローに祭り上げようという動きもあって(それも本書では紹介されていますが)、そういった虚像に対する「実像」がつかみにくくなっている面があります。そう感じているところだったので、本書を読んでみました。

著者が、史料に基づき、手堅く両者の軌跡を追っていて、これが実像なのだろうというものが見えてくる気がしました。特に坂本龍馬については、薩長同盟大政奉還の際の、イメージされている劇的とも言える役回りが、どこまで史実なのか、かなり曖昧であることが改めて認識できました。明治維新後、不遇になりがちだった旧土佐藩勢力が、ことさらに坂本龍馬を英雄として祭り上げ、さらに、戦後の「龍馬がゆく」ブームがそれを増幅した側面を、やはり考慮せざるを得ないように思いました。

どういうイメージを描くかは各人の自由ですが、何が史実であり実像であるかという視点も重要で、その意味で、読んでおいて良かったと思いました。

「街道をゆく39 ニューヨーク散歩」

 

 ちょっとニューヨークへ行ってくる用事があり、その前に読んでおこうと思ってこれを読みました。

司馬遼太郎がニューヨークへ行ったのは1990年台前半で、それから20数年が経ちますが、視点はいまだに新鮮で、ニューヨークを見つめるその視点には大いに啓発されるものがありました。本書に出てくるブルックリン橋に、ニューヨークへ行ったら訪れてみたいと思いました。

単なる観光名所としてではない、歴史の中でのニューヨークを感じる上で、参考になる本でした。

あの日の取材、刻まれた思い 雲仙・普賢岳火砕流30年 本紙元記者が振り返る

 

あの日の取材、刻まれた思い 雲仙・普賢岳火砕流30年 本紙元記者が振り返る(産経新聞) - Yahoo!ニュース

幼い長女や次女から「お父さんは?」と聞かれることが一番つらかったといい、「お空の上にいるから一緒に住めないのよ」と話してきた。 話を聞かせてもらった前月、ボランティアから東京ディズニーランド(千葉県浦安市)に招待されたとき、乗っていた飛行機が雲の上に出た。窓の外を見ていた長女から「お父さん、お空の上にいるんでしょ?」と聞かれた。女性は「もっと高いところにいるのよ、とこたえるのが精いっぱいでした」と振り返り、こう話した。「主人が好きだったこの町を私も一生、愛し続けます」

今であればドローンを活用した取材なども可能だと思いますが、当時は、取材をしようと思えば、危険な場所へ肉薄して近寄りがちで、そういった災害取材の在り方についても、大きな教訓となる事故だったと思います。

事件、事故としては、統計的な数字としての死亡者で、時の経過とともに忘れられていっても、家族、知人らにとってはかけがえのない存在として、長く哀悼の対象になるものです。悲しみも長く残ります。犠牲者も、その関係者で悲しむ人々も出さない、慎重な災害取材を、今後とも望みたいと思います。亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。