「東京→兵庫・淡路島」で生活は?心境は? パソナ「移転」発表3カ月、移住社員に聞く

「東京→兵庫・淡路島」で生活は?心境は? パソナ「移転」発表3カ月、移住社員に聞く(神戸新聞NEXT) - Yahoo!ニュース

とはいえ、生活は大きく変わった。将来への不安はないのだろうか。

「神戸へは車で30分で行ける。淡路島は田舎というより都会だと思うし、割と何でもそろうから、神戸へはまだ2回しか行っていない。遠くの人ともテレビ電話で話せるし。ちょっと携帯の電波が弱いときがあって、それは課題かな。今回の自分自身の移住も、社会に対して一つの働き方の提言になると思う」

なかなか魅力的なライフスタイルだと思いますが、懸念点としては、子供の教育、医療体制といったあたりでしょうか。都会には学校が多く選択肢が多いのに対して、淡路島のようなところではそこがなかなか難しいでしょうし、病院についても同様です。また、車がないと不便になりそうですが、年老いて車の運転が困難になった際にどうするかという問題も起きてきそうです。

とはいえ、ネガティブなことばかり言っていては未来は切り開けませんから、こういう動きはどんどん出てほしいと思います。 

相談を受けても事件化せず女性死亡 禁止だらけの県警会見に騒然

相談を受けても事件化せず女性死亡 禁止だらけの県警会見に騒然(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

福岡県太宰府市の女性暴行死事件で、佐賀県警が事件前に女性の家族から相談を受けながら事件化しなかった問題について、佐賀県警の杉内由美子本部長が20日の定例会見で初めて触れた。杉内本部長は「被害者の女性が亡くなられたことは大変重く受け止めている。本件を今後の教訓としたい」と述べた。

この種の相談に対する警察の対応は、一般的に、消極的であり低調です。積極的に対応すれば警察の仕事が増えますから、仕事を増やしたくないという心理が常に働きます。様々な言い訳を繰り出されて、警察から追い返そうとします。追い返せば、仕事が増えず警察は安泰ですが、追い返された人々には、上記のような厳しい運命が待っています。

警察庁都道府県警察本部が、いくら、それではいけないなどと叱咤しても、現場の警察官の意識はそう簡単に変えられるものではありません。

今後も、こういった事態は繰り返されますし、死なずに済んだはずの、傷つかずに済んだはずの人々が、警察に対応してもらえずに死んだり傷つくということが、残念ながら続くでしょう。

事件にならないと動かない、というのが警察の本質ですし、事件にするのも渋るのが警察でもあります。

高級カーシェアサービス「スカイカーシェア」運営会社が破産申請、個人オーナーとトラブル

高級カーシェアサービス「スカイカーシェア」運営会社が破産申請、個人オーナーとトラブル(東京商工リサーチ) - Yahoo!ニュース

当社グループが、約700人のオーナーから提供された車両を預かり、サービス利用者に貸し出していた。カーシェアの運営収入から投資家に車両代金や保険料、謝礼などが毎月支払われる契約で、契約満了後には一定のキャッシュバックが発生する仕組みとなっていた。  

オンラインを通じた積極的な広告戦略で認知度を上げていたが、2020年に入ってからは新型コロナの影響で業績は伸び悩み、夏以降はオーナーに対する配当などの債務の支払いが不能状態に陥った。

 運営する側から見れば、自己資金なしで車が手に入りカーシェアサービスが展開できて旨味がありますが、反対に、車を提供する側としては、手を離れた車がどう使われるかわからない、かなりリスキーな投資と言えるでしょう。正にそのリスクが顕在化したのが現状ということになります。

私の知人は、カーシェアサービスで貸した車を乗り逃げされ売り飛ばされて、車はなんとか戻ってきましたが犯人はまだ捕まらないと言っていました。この種サービスでは、車が手元を離れどう使われるかわからない状態になり、悪用、乗り逃げといったことが起きやすいことを、肝に銘じた上で車を提供して良いかどうか決めるべきでしょう。

「安倍三代」

 

 

安倍三代

安倍三代

 

 出てから3年余り経ちますが、買って読めずにいたところ、安倍政権は終わってしまいました。終わった後でしたが、最近、通読しました。

安倍前首相の祖父である安倍寛氏は、戦前の衆議院の翼賛選挙の際に非推薦で当選したこともある、気骨のある人物であることは報道などで知っていたのですが、本書で紹介されている同氏の生涯は、地域の人々に信頼されつつ病身を省みず公益のために粉骨砕身する、実に立派なものだと感じました。また、その子であり安倍前首相の父である安倍晋太郎氏も、戦中の出征経験や戦後の記者経験を踏まえつつ、絶妙なバランス感覚で大政治家へと上り詰めたもので、首相の地位を前にしての早すぎる逝去が惜しまれると感じました。

そのような祖父、父に対して安倍首相は(発刊当時)、というのが著者の問題意識なのですが、私は、時代が人を生むものであり単純な比較はあまり意味がないように思いましたし、安倍首相、安倍政権を生んだ時代背景、国民の考え方の変遷に目を向けるべきであるように感じました。

かなりの関係者にインタビューしたことがうかがわれ、世襲政治家というものを考えるでも貴重な労作だと思います。

「レバレッジ時間術 ノーリスク・ハイリターンの成功原則」

 

 この著者のレバレジシリーズは、10年余り前に流行った当時、何冊か読んだことがあります。最近、蔵書を整理していたところこれが出てきて、これは読んでいなかったな、と思い通読してみました。

著者の体験に根ざしつつ、合理的な時間の使い方のノウハウが様々に紹介されていて、著者がいう「レバレッジをかける」手法での時間の有効な利用が実感、体感されました。最近は、歳をとってきて、もう、この種の本を読んでも改善は難しい気がして読まなくなっていたのですが、たまには読むのもう良い刺激になるなと感じました。

レバレッジシリーズは、かつては紙の本で読んでいたものでしたが、今ではKindleでいろいろと出ているので、徐々に読み直してみようと考えています。

過熱報道で「市民を殺した」悔やむ元記者 雲仙・普賢岳噴火から30年

過熱報道で「市民を殺した」悔やむ元記者 雲仙・普賢岳噴火から30年(47NEWS) - Yahoo!ニュース

市は同日、普賢岳の麓の一部に避難勧告を出したが、報道各社は黙殺して取材を続けた。中尾さんは「行政が大げさに言っているだけ、ぐらいにしか考えていなかった。最初のけが人がやけどで済んだため、『巻き込まれても死なない』という誤った認識を持ってしまった」と打ち明ける。  当時、報道各社は溶岩ドームの先端から約3・5キロにあり、火砕流が下る谷の真正面を「定点」と呼び、撮影拠点にしていた。ここも避難勧告の区域内となり、市や県警は再三にわたって退去を求めたが、聞き入られなかった。

当時、私は徳島地検に勤務していましたが、噴火に絡んでこれだけの犠牲者が出たことに、大きな衝撃を受けたことが思い出されます。

記事を読み、このような災害報道に際して、いかに危険を防止し人身を守るかについての尊い教訓となる事故であったということを改めて強く感じました。特に、火山噴火のように、動きが継続し、いつ事態が大きく変転するかわからないような災害においては、先を慎重に読みながらの行動が不可欠でしょう。

こういった体験談を今後に活かすことが強く求められると思いました。 

大韓航空がアシアナ航空買収へ、世界7位規模…資金調達に政府系銀行が754億円

大韓航空がアシアナ航空買収へ、世界7位規模…資金調達に政府系銀行が754億円(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

産業銀によると、国際航空運送協会(IATA)の2019年の旅客と貨物の運航実績では、大韓航空アシアナ航空の分を単純に合算すると世界7位の規模となる。産業銀は、両社が傘下の格安航空会社(LCC)3社の段階的な統合を進めることも明らかにした。

 新型コロナウイルスは、経済へ様々な打撃を与えていますが、単にそれだけではなく、その影響の中で、新たな経済秩序が生み出されていく、そういう側面も持っているように思います。ピンチはチャンスと言いますが、この混乱の中で、これがなければあり得なかったことが実現される、実現できる、そういうことが起きてくる、上記の動きもそういったものの1つではないかと感じます。

大変だ大変だで終わるのではなく、前向きに、新たな飛躍へとこの危機を踏み台にしていく、そういう取り組みも重要でしょう。

このような巨大航空会社が出現することで、日本の航空会社へ与える影響も、今後、大きなものがあるように思われます。