ファーウェイのSIMフリー5Gスマホ「P40 Pro 5G」は誰向けか

ファーウェイのSIMフリー5Gスマホ「P40 Pro 5G」は誰向けか | 日経クロステック(xTECH)

P40 Pro 5Gは、プリインストールされているアプリだけで構わないという人や、主にカメラを使うための2台目として買いたい人は、選択肢に加えていいだろう。しかし、どうしても使いたいアプリがある人や、話題のアプリをいち早く試したい人は、購入を見送るべきだろう。

 私は昨年導入したHUAWEI P30Proを使っていますが、実に良い写真が撮れて、それだけでも使っている意味が十分にあると感じています。生活の中で、撮っておきたい瞬間というのは、いろいろとあるものですが、そのために、撮影機能が高度に充実したスマートフォンを持っておく意味は価値は大きいでしょう。

P40 Proは、そういう人向けの製品であり、Googleのサービス利用に制約があれば、もう1台持てば済むことで、そういう合理的な割り切りができる人が向いていると思います。

 

iPad Pro用「Magic Keyboard」のよいところ気になるところ

iPad Pro用「Magic Keyboard」のよいところ気になるところ (1/4) - ITmedia PC USER

本製品をパッケージから取り出してまず驚いたのがその重さだ。あまりにもズシリと来るので、あらかじめiPad Pro本体が挟まっているのではないかと一瞬疑ってしまったほどだ。

ただしストロークがしっかりしているぶん入力音は大きめだ。この音は構造に起因するので、ゆっくりタイプしてもあまり変わらないのがつらい。周囲に人がいる環境で気兼ねなく使うためにも、もう少し静かになるのが理想だろう。

 私自身、これを使い始めて、敢えて問題点を言えば上記の点ですね。正直、もう少し軽くならないかと思いますし、図書館のような静かな場所ではキーの音がやや気になります。この辺は、今後の改善、新製品への反映に期待したいところです。

とは言え、全体としては大いに満足できるもので、ノートPCを持ち歩くということは、ほぼ、なくなり、これを持ち歩くことで出先での用は一通り済んでいます。iPad Proを既に利用している人にとっては、価格が高めではありますが、導入して得はあっても損はない、そういうキーボードです。

Rakuten Mini よりもタフな世界の極小スマホは魅力的(山根博士)

Rakuten Mini よりもタフな世界の極小スマホは魅力的(山根博士) - Engadget 日本版

超小型のスマートフォンはRakuten Miniのほかにもパームの「Palm Phone」やUnihertzの「Jelly Pro」「Atom」製品などいくつか出ています。しかしそのルーツは古く、かつて旧ソニーエリクソンが「Xperia mini」シリーズを出していました。2010年に発表された2.55インチの小型ディスプレイにスライド式のQWERTY配列キーボードを搭載した「Xperia X10 mini Pro」は当時ソニーだけが作れた精巧な小型スマートフォンでした。

PCやタブレットをメインで使っている人は、こうしたコンパクトなスマートフォンで、通話中心に使うという選択肢があるでしょう。

ついついスマートフォンを見てしまい依存気味、という人が「断捨離」する場合も、こうしたコンパクトなスマートフォンなら、スマートフォンとしての機能は維持でき、かつ、見る度合いを減らすことができて良いかもしれません。

私は、話題のRakuten Miniをちょこちょこ使って試していますが、おサイフケータイ機能も使え、これ1台で済ませて、海外では楽天モバイルの海外通話機能(日本国内からの通話、日本国内への通話はタダ)も活用して、国内外でシームレスに使うというのも一つの手だろうと思います。

スマートフォンが多機能、大型化する中で、こうしたコンパクトな端末にも注目すべきものがあるように思います。

「田中角栄を逮捕した男 吉永祐介と特捜検察「栄光」の裏側」

 

 先日、

 を読んだ後、こちらを読みました。2冊とも読まねばと思っていたので、良い流れで読めました。

田中角栄を逮捕した男 吉永祐介と特捜検察「栄光」の裏側」は、当時を知る元検察担当記者の鼎談で進められていて、吉永祐介氏や東京地検特捜部を巡る様々なエピソードも紹介され、知っているものもあれば知らなかったものもあって興味深く読みました。

私自身が大学で学んでいた頃はロッキード事件の公判が佳境にあり、田中角栄元首相が実刑判決を受けた当時であり、平成元年(1989年)に検事に任官した当時は、リクルート事件捜査が終盤に差し掛かっていました。その後のゼネコン汚職事件では同期任官の検事が暴行事件で逮捕、起訴されるなど、ここで書かれていることは、私自身が同時代で見てきたもので、それだけに、様々な感慨もありました。

吉永氏も、当時に活動、活躍した多くの人々も、既に逝去し、当時のことが、こうして歴史として語られるようになったことに、自分も歳を取ったなと感じています。

 

「消えた21億円を追え ロッキード事件 40年目のスクープ」

 

 この本の元になったNHK「未解決事件」は観て、なかなか興味深いと案じていたのですが、

yjochi.hatenadiary.com

書籍化されたほうを読んでいなくて、最近になって読みました。

ロッキード事件では、丸紅ルート、全日空ルート、児玉ルートの3ルートがあり、特に児玉ルートの資金は、右翼の巨魁だった児玉氏が使途先を語らないまま死んでしまったため未解明になり、また、本書でも取り上げられていますが、田中元首相への5億円についても、捜査、公判当時から、民間航空機であるロッキードL1011トライスターに関するものではなく軍用機であるP3Cに関するものではないかがささやかれてはいました。本書では、そういった未解明の問題について、光を当てようとしていて、歴史の中の事件ではありますが、深い闇を感じるものがありました。

その後、

 も読んでいて、この機会に何冊かロッキード事件関係の本を読んでおこうと考えています。

「西南戦争ー西郷隆盛と日本最後の内戦」

 

西南戦争―西郷隆盛と日本最後の内戦 (中公新書)
 

 前に、NHK大河ドラマ西郷どん」を観ていて、司馬遼太郎の「翔ぶが如く」を読んで以来の、明治後の西郷隆盛のわかりにくさや西南戦争勃発の不可解さを感じていたのですが、これを読みかけていたのを、最近、読了しました。

結局、モヤモヤしたものは残ったままでしたが、改めて感じたのは、西郷隆盛には、明治維新後の新国家建設について、具体的な新国家像が描けておらず、そういう状態のまま、不兵士族の希望の星のように祭り上げられてしまい、そこに大きな不幸があったということでした。

その意味では、西南戦争には必然的なものもあったように思いますが、あれだけの人物を、ああいう死なせ方をせずもっと国家社会のために活用できなかったのかと、残念な思いが残ります。

この分野については引き続き勉強したいと思っています。

「おっさんずLOVEだらけの日本史」

 

おっさんずLOVEだらけの日本史

おっさんずLOVEだらけの日本史

 

 監修者の山本博文氏は、今年の3月に亡くなり、この本は今年の4月出版ですから、おそらく、最も最後のほうの監修書ではないでしょうか。ご冥福をお祈りします。

たまたま知って読んだのですが、チャラい題名の割に、しっかりした内容で、日本の歴史における男色、衆道の有り様が、わかりやすく紹介されていて、私もある程度は知識があったのですが知らなかったこともあって参考になりました。

江戸期までの日本人は、こういった性愛の在り方を含め、かなり自由に楽しんでいた面があり、それが良いか悪いかはともかく、歴史として知っておくことは悪いことではないでしょう。

肩がこらずにさらっと読めて、この分野に興味、関心がある人には良い本だと思いました。